【スピリット・ウォーターとは】
南米のシャーマンたちが使ってきたスピリット・ウォーター。スペイン語ではセグロ(安全な、確実な、信頼できる)と呼ばれ、布を広げて作る祭壇・メサに置かれます。スピリット・ウォーターは安全な状態を作るために使われる香水でもあり、聖なる水とも言えるでしょう。また、特定のヒーリングを目的として作られることもあります。
南米には上の写真のような店があり、右端の黄色いボトル、アグア・フロリダ(フロリダ・ウォーター)がスピリット・ウォーターとしてよく使われています。アグア・フロリダはアルコールベースのコロンで、シャーマニズムを扱う人にとっては定番となっています。シャーマン用品のショップによって色が違うことがありますが、南米で生産されたアグア・フロリダは黄色、アメリカ産のものは青となっています。
シャーマンはセッション前に聖なる空間を開くためにスピリット・ウォーターを使いますが、日常的にも香水としてはもちろん、水で希釈して拭き掃除することで場を浄めるよう勧めているシャーマンも。水で希釈すれば浄化スプレーとしても使えますので、一度作っておくとかなり使い勝手がいいのではないかと思います。
ということで、自分のエネルギーや目的に合ったスピリット・ウォーターを作ってみましょう。
【準備するもの】
・ウォッカ(スピリット・ウォーターのベースとして使う) 200ml
・柑橘類の皮 レモンやオレンジなど1個分
・花(自分で育てた花や地場の花など)
・ローズマリーやセージ、ミントなどのハーブ(乾燥ではなくフレッシュなもの)
・そのほか地元を意味する植物など
・アロマオイル ラベンダー、レモン、イランイラン、ベルガモットなどを入れてもOK
エネルギーの干渉がないよう、腕時計やスマホなど電子機器は身につけない状態で作ります。ガラス瓶に材料をすべて入れて密封し、満月から満月までの周期29-30日の間置いておきます。出来上がったスピリット・ウォーターを濾して、容器に戻します。私はテレビや電子レンジなどから離れたメサの上でスピリット・ウォーターを保管しています。
私は庭で育てたイランイランとレモン、ローズマリーのほか、魔除け的な意味でタバコの葉をひとつまみ入れて作りました。恋愛成就を目的とするならバラの花やアロマオイルなどを入れたり、すっきりした気分に持っていきたいならミントを入れたりなど、創造性をフルに発揮して作ってみてくださいね!