歴史・文化・科学

本気で恐ろしい拷問シリーズ ワニの餌食

日光浴するアリゲーター

 どの方法について書こうか調べているだけで気分が陰鬱としてくる本気で恐ろしい拷問シリーズ。世界は広いし、古代から現代に至るまで人間ってかなり残酷…。となりながら文献やネットを調べていたら、ナイジェリアの一部の部族が行っていた局地的な拷問方法を見つけた。なぜ局地的かって、ワニがいるエリアでしかできないからだけど。

 この拷問を食らうのは「不義密通」が発覚した者、つまり不倫をした人間だ。部族の長老の決定によって行われるが、必ず命を落とすためこの場合の拷問=苦しみ悶える処刑ということになる。まず処刑される二人は、丸裸にされて繋がれる。これだけでもかなり精神的なダメージがあるのに、さらに太鼓や笛で音楽が奏でられる中を広場に引っ立てられ、村人たちが見ている中で性交しなければならない…。って、こんなリスクを冒してまでなぜ不義密通しちゃったの!? 一概に不倫が悪とか仕方ないとか言うつもりはないが、命+恥辱拷問と天秤にかける勇気はないかもしれない..。

 行為が終わったら、呪医と処刑人が登場。横たえられた二人の体に長い杭を打ち込んで、村人の罵詈雑言を浴びながら処刑用の池に引きずられていく。さらっと資料を見て書いたけど、処刑用の池ってなに!こわい! おそらくこの拷問もしくは処刑、部族にとってはそれなりに使われてきた死刑執行の方法かと…。日本を含め歴史的に処刑を見物する人たちの話は多いが、罵詈雑言を浴びせたり気分を高揚させたりと、死が不可視化された現代人にはなかなか理解しづらいものがある。

 あとはご想像通り、池の中のワニが二人の血の匂いにつられてやってきている中にドボン。二人はワニに引きずり込まれ、血が水に広がって処刑完了ということで…。杭を打ち込まれてる時点で瀕死の状態だと思うので、まず助かることはなかっただろう。

 動物を使った拷問はいろいろあるが、「食われる」はシンプルなだけにより恐ろしさが増すように思う。ワニだってお腹空いたら何か食べなきゃならないし…。部族内の法を犯さないための抑止力としてはかなりのものだったのではないだろうか。

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