一頭身の肉の塊のような妖怪。江戸時代の妖怪絵巻に記載されているものの、詳しいことはほとんど説明されてない。廃寺などに夜現れるとされ、どこからともなく死者の匂いがして廊下を見ると肉の塊が歩いているのだという。特に悪さをするわけではなく、ただ人が驚く顔を見て満足げにしているらしい。腐った肉のような悪臭を放つとされる説や、肉を食べると不老不死になると語られることもある。
ぬっぺぼう、ぬっぺっぽう、ぬっへっほふなどと呼ばれることも。のっぺらぼうや肉人と同じとされている場合もあるが、ぬっぺふほふには辛うじて顔らしきものがついているようだ。