【菊理姫について】
菊理媛神、菊理媛命は白山比咩神と同一の神で、全国の白山神社で祀られている謎多き神。日本書紀の異伝でイザナギが黄泉比良坂でイザナミと言い争っていたところに登場、「何か」を言ったと描写されている。ちなみにこの時イザナミは「もう国を生んだのに、これ以上何を生めと…」と言って、一緒には帰れないと言っています。あれ…?イザナギを追いかけ倒した挙句桃を投げられて1000人の命を取ってやる!と言ったバーサーカーイザナミさんはいなかった…?
生と死を取り持ったことで巫女だと言われるほか、イザナギ・イザナミを仲直りさせたことで縁結びの神とされる。菊の古代発音から「こころ」ヒメだった、菊の発音が元々「くく」だったことから「括る」に変えて菊の漢字を使ったなどの説がある。
白山が修験道の僧侶・泰澄によって開かれたためか、神仏習合においての菊理姫の名前は白山大権現・白山妙理権現・白山妙理菩薩、本地仏は十一面観音菩薩。泰澄は子供の頃から十一面観音を拝み、白山大権現を感得したとされる。
白山の近くから見つかった新種の魚の化石にシナミア・ククリヒメと名付けられたものがあり、白山恐竜パーク白峰で展示されている。こちらダイナ・スライダーという名前の大きなすべり台(40mあるそうです)や化石発掘体験などもできる。
キーワード:穢れを祓う 縁結び
祀られている神社:石川県白山市・白山比咩神社など、各地の白山神社