我は天と地の創造者 無限の領主 生命の領主 光の主人
【ラーについて】
太陽神として知られるラーは宇宙の神で、ヘルモポリス神話ではシュウ・テフネトを筆頭にすべての神々を生み出した創造神。ヘルモポリス九柱神アトゥム(ラー)・シュー・テフヌト・ゲブ・ヌウト・オシリス・イシス・セト・ネフティスとして知られる強大な神。
人間が逆らってきた!と怒ってセクメトを生み出し、危うく人類を滅亡させかけて慌てたり、よぼよぼになっていたのを利用されて蛇にかまれたところをイシスに解毒してもらう事件(イシスによる自作自演)が起きたり、妙に愛らしいところがあったりする。
夜になると太陽の船に乗って天空を意味するヌウトの胎内=冥界を進み、その中で闇と混沌を表す邪悪で巨大な蛇アポピス(アペプ)というと戦う。オシリスと敵対したことで悪者扱いされることが多いが、セトはアポピスからラーを守れる唯一の神として船に乗っている。朝になるとラーは冥界を抜け、私たちのいる世界に復活!という毎日を送っていると古代エジプトでは考えられていた。
ヒエログリフ:
関連する要素:火 関連する色:赤
シンボル:太陽円盤 ベンベン石 オベリスク ジェド柱
関連する動物:マングース 雄牛 スカラベ ウラエウス 雄猫 灰鷹
キーワード:光 上昇 創造 再生 生まれ変わる
祀られている神殿:カルナック神殿(アメン・ラーとして) アブ・シンベル神殿 デンデラ神殿複合体 ルクソール神殿 フィラエ神殿 タップ・オシリス・マグナ神殿など