我はエレファンティンの流れをもたらすもの
我は母に愛されしもの セヘール島の女主人
【アヌケトについて】
クヌム・サセトの娘としてアスワン付近の第一瀑流の三位神の一柱。名前は「抱擁するもの」と考えられており、元々は洪水という「水の抱擁」を意味するとされる。ダチョウの羽か葦で作った頭飾りをつけており、アスワン付近から現在のスーダンの周辺のエリアである「ヌビアの女王」という称号を持つ。のちにテーベで性と出産の女神として信仰された。
ヒエログリフ:
関連する要素:原初の水
関連する色:赤 黄色
シンボル:羽毛もしくは葦の飾りのついた帽子
神聖動物:ガゼル
キーワード:豊穣 狩猟 出産 欲望 性
祀られているエリア:セヘル島・エレファンティネ・アンタイオポリスなどアスワン近辺 ヌビアのベイト・エル=ワリ神殿など
【アヌケトからあなたへのメッセージ】
自分の性的な面を受け入れるのは難しいでしょうか?大地と水は一体となって豊かな実りをもたらします。自由に形を変え、瀑流となって流れるナイルの水である私が後押ししましょう。優雅に自分を飾り立て、望む豊かさを手に入れるときです。