我はネヘンの白きもの、南の冠 我は砂漠の谷の女主人
九つの弓の民を束ねるもの 天空の女主人
【ネクベトについて】
ウアジェトと二柱で「二人の貴婦人」とされる、エジプト先王朝時代からの古い女神。ファラオに勝利と力を与えるとされ、王の神の母親だとされた。聖域が鉱山に通じる地点にあったため、鉱山の守護者として「砂漠の谷の女主人」の称号を持つ。ホルスの目のうち傷がない方=月という役割を持ち、ネヘブという言葉は比喩的に月を表すために使われた。
ヒエログリフ:
関連する要素:大気 火
関連する色:白
シンボル:フラジェルム(ムチ) シェン(輪) ウアス杖 フラベルム
神聖動物:白いハゲタカ
キーワード:永遠の保護 後見人 月 豊穣 母 出産
祀られているエリア:ネケブ(現在のエル=カーブ)のネクベト神殿 ハトシェプスト女王葬祭殿 エドフ神殿 メディネト・ハブ(ラムセス3世葬祭殿)など
【ネクベトからあなたへのメッセージ】
目立つ必要、自分を自分ではないもののように見せる必要はありません。自らの武器は必要な時にだけ振るえばいいのです。あなたの思いを形として生み出そうとするなら、私はこの力と勝利をあなたに授けましょう。