我は肥沃な土地の女主人 ふたつの国を養うレネヌテト
我は運命の腕 食物の女主人
【レネヌテトについて】
元々はメフケト(テレヌティス、現在のタラナ)で信仰されていた地方神だったが、豊穣を司る神としてエジプト全域に広がっていった女神。「運命」という概念を神格化した存在で、特に子供の前向きな運命を表し、幸福を象徴する。ブドウ園に神殿が建てられたほか、家庭の台所や火を焚く場所の近く、穀倉などからレネヌテト像が見つかっている。
ヒエログリフ:
関連する要素:土 水 蛇として火
関連する色:緑 黄色 赤
シンボル:太陽円盤と羽毛を乗せた蛇
神聖動物:なし(コブラが捧げられた)
キーワード:養育 母性 収穫 運命 慈愛
祀られているエリア:ファイユーム メンフィス テーベ アビドス エドフ デンデラなどエジプト全土
【レネヌテトからあなたへのメッセージ】
幼い子供のように無限の可能性を信じ、無邪気な気持ちを思い出してください。自分自身の姿は見えにくいものですが、あなたは生きているだけで何かの種を育てているのです。見返りを求めることなく、私はあなたに幸福を与えましょう。