我は冥界の入口の主 洞窟の主人
我、砂の上にいるもの
【セケルについて】
ミイラ姿で描かれることも多く、ピラミッド・テキストではオシリスがイシスに言った「Sy-k-ri(早く来なさい)」、もしくは「skr(口をきれいにする)」からその名がついたとされる。古王国時代から多くの神殿に礼拝堂が作られていた。冥界の入口にいるだけでなく、王を浄める役割も持っていた。セケルの船(ヘヌの舟)の舳先には羚羊が描かれている。
ヒエログリフ:
関連する要素:土
関連する色:黒 赤
シンボル:フラジェルム(ムチ) ウアス杖 雄羊の角の上のアテフ冠(オシリスの白い冠)
神聖動物:ハヤブサ
キーワード:守護 浄め 戦い 豊穣 復活
祀られているエリア:メンフィス周辺(おそらくサッカラが起源) カルナック神殿 アビドス神殿 メディネト・ハブ神殿 デル・エル=メディナ デル・エル=バハリ、デンデラ神殿複合体 フィラエ神殿 アフミームなど
【セケルからあなたへのメッセージ】
砂漠にある私の冥界を進むのは困難ですが、すべてがある満ち足りた世界に開かれています。あなたが捨て去るべきものを浄め葬る決意をするなら、新しいサイクルが始まり再び光に満ちた世界が訪れます。私は砂地の蟻地獄からあなたを引き上げましょう。