365日 光と闇の暦 2月2日 受容の母と自由の魔女 聖母マリアとリリス
聖燭祭(Candlemas/カンデラリア)
今日の光の神:聖母マリア(キリスト教・神の母)
2月2日は聖燭祭(Candlemas/カンデラリア)です。マリア(Mary)はキリスト教において理想的な母性の象徴とされる存在です。彼女は神の受胎告知を受け入れ、イエスを産み、律法に従って神殿に奉献しました。マリアの母性は所有ではなく献身でした。子を自分のものとせず、神の意志に委ねたのです。彼女は苦しみも受容し、十字架の下で息子の死を見届けました。マリアは完全な受容と奉仕を体現しています。
今日の闇の神:リリス(ユダヤ神話・夜の魔女)
リリス(Lilith/לילית)はユダヤ神話でアダムの最初の妻とされる女性性の存在です。彼女は従順を拒否してエデンの園を去り、悪魔と交わって夜の魔女となったとされます。ユダヤの伝承ではリリスは新生児、特に男児を襲うと言われ、母親たちは護符を使ってリリスから子供を守ろうとしました。リリスは反・母性の象徴です。彼女は子を産むことを拒否し、他者の子を奪います。リリスは女性の自律性や母親という役割に抵抗を示しており、社会が押し付ける理想の女性像に反抗しているとも言えるでしょう。マリアが完全な受容なら、リリスは完全な拒絶です。
光と闇
マリアは献身を通じて影響力を手にしましたが、リリスは逆に拒絶することによって自由となりました。二人とも何らかの力を獲得しましたが、代償にしたものは全く異なります。マリアは多くの人間から愛されますが制約の中にあり、リリスは自由な存在となりましたが孤立しています。歴史的にはマリアは理想的な存在として崇敬を集め、リリスは悪魔として怖れられてきました。二人は女性が直面する選択の両極を表しているのかもしれません。
この日のテーマ: 献身と自律のバランス
あなたの中にも、マリア的な要素とリリスの要素はどちらもあるのではないでしょうか。誰かに尽くすこともあれば、自分を最優先に考えることもあるはずです。今のあなたは、マリアとリリスどちらが優勢ですか?誰かのために何かをしようとするとき、あなたはマリアの面を表現しています。逆にリリスが顔を出すのはどんなときでしょうか。どちらの側面も善悪で割り切れるものではありません。両方を受け入れることで、より居心地のいいバランスが見えてくるでしょう。