天照大御神

365日 光と闇の暦 6月1日 衣替えの日に纏う光と闇 天照大御神と月読命

今日の光の神:天照大御神(日本神話・太陽女神)

 天照大御神は神道で最高位に位置する女神で、太陽神という神格を持ちます。伊弉諾が黄泉国から戻って禊を行ったとき、その左目から生まれました。高天原を統べる皇室の祖神として崇められています。弟の素戔嗚尊が狼藉を働いたため天岩戸に隠れ世界が闇に包まれたときは、八百万の神々が天鈿女命の踊りで誘い出したことで世界に光が戻りました。伊勢神宮内宮に祀られ、二十年ごとの式年遷宮で社殿が建て替えられています。

今日の闇の神:月読命(日本神話・月神)

 月読命は伊弉諾の禊によって右目から生まれた月の神です。天照大御神、素戔嗚尊とは姉弟で三貴子と呼ばれますが、記紀神話での記述が極めて少ない謎に包まれた神です。『日本書紀』の一書では、保食神を訪ねた際、食物を口から出したために穢らわしいと言って斬り殺したとされます。このことで天照大御神が激怒し「もう二度と会わない」と宣言し、太陽と月は昼と夜に分かれて出るようになったとされます。

光と闇

 天照大御神と月読命は、姉弟でありながら永遠に会うことはなくなりました。太陽が沈めば月が昇り、月が沈めば太陽が昇るという絶対的な交代が世界の秩序そのものを表しています。衣替えもまた、古いものを脱いで新しいものを纏う行事です。季節の移り変わりを体感する儀式でもあり、自分を包んできた古い「衣」を手放して自分自身を一新することでもあります。

この日のテーマ 纏い直す

 私たちは無意識のうちに「自分」という衣を纏い続けています。積み重ねてきた価値観や思考、感情の反応パターンは身体に張り付いて第二の自我となっていきます。あなたが今纏っているその衣は、今の自分に合ったものでしょうか。古くなって自分を縛っているとしたら、その衣を脱ぎ捨てる時期が来ているのかもしれません。私たちは自分の選択で身につけたい衣と脱ぎ捨てるべき衣を選ぶことができるのです。

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