毎日仕事でPC画面を眺め、通学や通勤中には人間関係を壊さないためにスマホでSNSをチェック…。そんな毎日に疲れを感じていませんか?ストレスはPCやスマホの光、気になる人間関係、収入の心配などいろいろな外部要因から生まれます。人間がまったくストレスのない状態になることは不可能だと思いますが、せめて辛くない程度にまで軽減したいですよね。
ストレスを軽減させる方法はいろいろありますが、一つの有効な手段として「自然に触れる」ことがあります。なかなか休暇が取れない…という方でも、朝日や夕方の空を眺めることはできるのではないでしょうか。
ワシントン大学のジェイ・ナイツ博士は日の出と日の入を眺めることで体内時計が調整され、睡眠サイクルが良好になると説明しています。それだけでなく、青みがかったオレンジの光は気分を調整する脳の部位にも作用するのだそうです。特に日の出・日の入の時間帯で薄く雲がかかっているような日は、赤とオレンジ系の光が効率的に散乱するため、カラーセラピーのような効果も得られると考えられます。
イギリスの環境心理学者であるスモーリー博士は、人は都市環境より自然環境を好ましく感じ、美しさや心地よさを感じやすいと言います。博士は、都市環境であっても虹が架かっている写真を見た人はやる気が上昇したという調査結果について話しています。確かに、SNSで街の上空に美しい虹が出ている画像を見かけたりすると嬉しくなりますよね。
日の出を見ようと無理して早起きをしなくても、空を眺めようと意識するだけで少し違ってくるのではないでしょうか。些細なことかもしれませんが、できることから少しずつストレスを軽くしていきたいですね。