あなたと繋がるハワイの神々 カーネ

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【カーネについて】

 ハワイの「四大神(カ・ハー/Ka Hā)」の中のリーダー的な神で、人間、山、空、淡水、光を創り出した創造の神、生命の父として知られます。クー(Kū)、ロノ(Lono)、カナロア(Kanaloa)とともに世界を形作りましたが、魂を人間に吹き込んだのはカーネだけでした。

「カーネ(Kāne)」はハワイ語で「男」や「夫」を意味し、男性性の根源的エネルギーの象徴。カネフナモクという、不老不死の泉がある、天国とされる島に住んでいるとされます。淡水(wai)=生命の源を司る神でもあり、聖地に湧く水源(punawai)は「カーネの贈り物」として大切にされてきました。

ハワイ島のカウプレフ村に雨が降らず、作物も実らず困り果てた王女が救いを求めた際に祈りに応えて島に現れ、たくさんのご馳走を与えて村人を救ったとする伝説が残っています。平和で創造的な神として祭祀や農耕儀式においてカフナ(祭司)たちからも強く信仰されていました。

関連する要素:淡水
キーワード:創造 光 再生 純粋性 知恵 自然の法則
縁のある場所:カーネの泉(Wai a Kāne)
ハワイ諸島各地の「Wai a Kāne(カーネの水)」は霊的な清めと癒しの力があるとされ、祭祀前の浄化や祈願に使われてきました。特にカウアイ島やマウイ島の渓谷や泉には、古代からの「カーネの息吹」が感じられる場所が点在しています。聖地であるヘイアウの中には、カーネの神殿として建てられたものもあり、自然と神のつながりを感じられる神聖な地とされています。
【カーネからあなたへのメッセージ】
光が見えないとき、そこには「何もない」と思っていませんか? その暗闇の中に、すでに創造の種は息づいています。私の水が流れるように、あなたの魂にも、自然と湧き出すエネルギーがあるのです。

あなたが今、静かに呼吸し、大地に手を当てれば、私はそこにいます。何かを生み出す力は、すべての命の中に宿る神聖な権利です。今、あなたが何かを始めるなら、それは小さな世界の光になるでしょう。