不可思議大好き!ビミニロード
今回ご紹介するのは「ビミニロード」です。海底に整然と並んだ石畳の道……それがアトランティスへの道だとしたら? ロマンあふれるこの話、ちょっとお付き合いください。
1968年9月、フロリダ半島の東に浮かぶバハマ諸島のビミニ島沖でダイバーたちが奇妙なものを発見します。水深わずか5〜6mの海底に、まるで誰かが敷き詰めたかのような大きな平たい石が規則正しく並んでいたんです。この発見をしたのは考古学者のジョセフ・マンソン・バレンタイン博士、そして映画『グラン・ブルー』のモデルとして知られる伝説のフリーダイバー、ジャック・マイヨールらの3名。
バレンタイン博士が調査したところ、その石畳は長さ約700〜800メートルにも及び、最大4メートル四方もある石灰岩のブロックがずらりと並んでいることがわかりました。あまりにも道路っぽい見た目から、地名にちなんで「ビミニロード」と名付けられたわけです。
この発見が一躍オカルト界で話題になった理由のひとつが、「眠れる預言者」と呼ばれるアメリカの予言者エドガー・ケイシーの存在です。彼はなんと1938年に「1968年か1969年ごろ、ビミニ島近くの海底でアトランティスの一部が姿を現すだろう」と予言していたんです。その予言から30年後にビミニロードが発見されたわけですから、オカルトファンが飛びつくのも無理はありません。しかも年代測定では、この石が地上に露出していたのは約1万5000年前という結果も出ており、アトランティス伝説の年代とも重なります。
しかしながら、主流の地質学者たちはこれを自然の産物と見ています。ビミニ周辺の海底には石灰質の砂礫岩(ビーチロック)が豊富に存在しており、海面の上昇や侵食によって石に割れ目が入り、まるで切り石を敷いたような形になることは地質学的には珍しくないとされているんですよね。また、遺跡説の証拠として挙げられた「セメント製の円柱」も、詳細な分析の結果、近代に製造されたヨーロッパ産の建材が沈んだものだと判明しています。難破船から落ちたか、海中投棄されたものだろうとのこと。
というわけで、現時点では「自然地形説が有力」というのが科学的な立場です。ただ、それでも「人工物である可能性は完全には否定できない」とする研究者もいまだにいるんですよ。見る人によっては、自然物とは思えないほど整然とした並び方に見えることも確かです。
予言と発見年代の一致、謎めいた石の並び、そしてアトランティスへの夢。たとえ自然地形だとしても、あの青い海の底に広がる石畳の光景には、ロマンを感じずにはいられないですよね。もし本当に誰かが造ったものだとしたら……その”誰か”は、いったいどこへ消えてしまったんでしょう?
日本では2026年2月末に「新・のび太の海底鬼岩城」が公開されました。オリジナル版は1983年と43年ぶりにリメイクされた映画ですが、この映画のストーリーは「ムーvsアトランティス」なんですよね。昭和の中後期から今でも同じ題材で話が出来るのもオカルトの、SFの不思議でもありますので、童心に帰って映画のドラえもんを見てみるのも面白いですよ。子供の時とは知識と受け方が変わっていて新しい発見があるかもしれません(笑)