皆さんは「黄金ブルドーザー」って聞いたことがあるでしょうか?「黄金とブルドーザー」って、なんだか不思議な組み合わせですよね。どんな「オーパーツ」なのか一緒に見ていきましょう。
「黄金ブルドーザー」はパナマ中南部にあるコクレ県で発見されました。発掘された年代は1920年代~60年代とハッキリとした記録がありませんが、この遺物は1951年・1964年にこの地方を大規模調査をしたフィラデルフィアにあるペンシルベニア大学博物館が所蔵するようになりました。
コクレ県は6世紀~11世紀までコクレ文化と言う独自の文化が発展していた地域です。このコクレ文化時代の遺跡の中から大量の陶器や装身具、黄金製の装飾品などが見つかっており「黄金ブルドーザー」もその中の一つです。また、地理的にもこの辺りはマヤ文明と深くつながりがあるようです。
この長さ約20cmの黄金で作られた装飾品は現在ペンシルバニア博物館が管理していますが、説明書にはこう記載されています。
ー 大きなエメラルドがはめ込まれたジャガーで、口はヘビをかたどっている ー
確かにこの遺物を見ると、四本足の動物のようで、口にはキバと髭、長いしっぽがついています。クルッと巻いた爪は紐を通したりできるような…?コクレ文化ではジャガーが神聖なものと考えられていたので、ジャガーをかたどったものと推測されたことは間違いないように思えます。
が、これに異論を唱えたのがアメリカの動物学者・アイヴァン・テレンス・サンダーソン博士です。彼はUFO研究家・超常現象研究家でもあり、コロンビアで発見された「オーパーツ」である”黄金製ジェット”を推測、提唱した人物だったりもします。しかも…「オーパーツ」っていう名前自体、この博士が作った言葉なんです!
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