【オーパーツ 旧人類の頭蓋骨】
オーパーツ、今回は不思議な頭蓋骨のご紹介をしたいと思います。この頭骨、1921年にアフリカのザンビア、ブロークンヒルの鍾乳洞で発見されました。調査の結果、15万~3万年前に生存していたネアンデルタール人の頭蓋骨だと判明。
ネアンデルタール人が南の方のアフリカから発見された…?これ自体がものすごい発見だと思うんですが、あまり触れられないんですよね…。というのも、2010年にネアンデルタール人の全ゲノムが発表されています。アフリカ人にはわずかにネアンデルタール人由来のDNAがあるものの、どんな経緯でどれくらいの時代に交配があったのかはわかっていません。それまでの定説ではネアンデルタール人はアフリカにはいなかったはずで…。アフリカでネアンデルタール人が見つかったのは驚くべき事案なのではないかと。
【頭骨に空いた穴】
話を戻しましょう。この頭骨には耳の後ろに8mm程度の弾丸が撃ち込まれたような穴が開いていました。ネアンデルタール人が使っていた石器…矢や槍で頭蓋骨に穴を開けるにはかなりの威力が必要です。また道具を使ったら穴の周りから放射状にひび割れが起きますが、その痕もありません。さらに、穴と逆側の骨が欠けているのも、銃弾で頭を撃たれた場合特徴と一致しています。やがて、この頭骨は銃弾によって殺されたネアンデルタール人の頭骨ではないかと言われるようになりました。
確かに写真を見ると銃で撃ち抜かれた時と同じような損傷の仕方をしています。もしかしたら今よりも未来の人類がタイムマシーンで大昔にワープしてネアンデルタール人と喧嘩して、カッとなって銃をズドーンと…。でもタイムマシーンを発明できるようなすごい科学力があっても銃を使うんでしょうか…。もっと効率の良い別のエネルギー的なものを発射する装置が発明される方が先な気がしますよね。
もし本当に弾痕であるならまぎれもなく完全なミステリーでオーパーツですよね。
【本当にオーパーツなのか!?】
実際はどうなんでしょうね。夢があるのはやはり未来人に撃たれた説でしょうか。でも自然現象でもこうなる確率はあると思うんです。近くで火山が起きて小さい噴石が飛んできたとか、ガスがたまった近くを通ったら爆発!で硬い物体が飛んできたなど。必ずしも弾痕ではないのかなと思います。未来人が物騒なのも怖いし…。こんな歴史的な殺人を犯したらタイムパトロールに捕まっちゃいますよね。みなさんはどう思いますか?