【タルパってなんだ?】
タルパという言葉をご存じでしょうか。チベット仏教の「トゥルク・トゥルパ」という言葉は霊的に作られた存在を指します。これが神智学などで「思念形態」と結びつきました。昔から2ちゃんねるのオカルト板にはタルパ作ろうぜ系のスレもあり、オカルト系の人たちの間ではわりとメジャーかもしれません。
タルパの作り方について書かれた本には下記のようなものがあります。
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William Walker Atkinson 『human aura』
Alexandra David-Neel 『Magic and Mystery in Tibet』
C. W. Leadbeater 『Tulpa: Thought-Forms』
松村 潔 『分身トゥルパをつくって次元を超える』
【つまりタルパは…】
つまりざっくり言えば、タルパ・トゥルパは「作った人とコミュニケーションが取れる対象」です。この点でイマジナリーフレンドと同じだと見なされるようになったのですが…。
じゃあ子供の頃大好きだったぬいぐるみってタルパじゃね?
眠れない夜、抱っこしていたぬいぐるみが「大丈夫だよ」と言ってくれた気がしていた方。
友達とケンカした夜、ぬいぐるみに愚痴を聞いてもらったことのある方。
今でも何かあるとぬいぐるみに話しかけてしまう方。
そんな方は、気づかないうちにタルパマンサーになっていた可能性があります!
【大切なのは気持ちを入れること】
そもそもタルパ作りに必要なのはマインド、つまり思考の力です。ぬいぐるみを個性のある存在だと思い込むことが大切なんですね。愛着を持ったぬいぐるみじゃないとタルパにはならないでしょう。もしかしたら、アニメや小説などですでに成立しているキャラクターのフィギュアもタルパとしては難しいかもしれません。「この子はこういう性格だからこう言う」という余分な情報が入ってしまうので…。
とはいえ、自分の気持ちが入っているものってぬいぐるみ以外でも存在感が出てきますよね。観葉植物が「ん?お水がほしい…?」と言っているように感じて、あわててお水をあげたなんて経験がある方も多いのではないでしょうか。あっちの子にお水をあげたら部屋の逆の子が「わたしも―!!」と言っているように感じてヒイ…!という。これって実に日本的な「長く使ったものは妖怪になれる」的な感覚に近いんじゃないかと思います。
ぬいぐるみでタルパを作るなら、自分が思い入れられる対象を「ひたすら大事にする!話しかける!」。そのうち、自分が何を言わせようとしなくても話しかけてくる感覚が出てくるはずです。