Yongxinge, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
今回は「ドロパストーン」をご紹介したいと思います。あまり聞きなじみはないかも知れませんが、古代の人々がDVDのようなものを使っていた!みたいな見出しを見たり聞いたりした方もいるのではないでしょうか?この文面からすると大分胡散臭いような気もしますよね(笑)それではこのディスクが何物なのか一緒に想像を巡らせていきましょう。
1938年中国の考古学者チー・プ・ティ教授が率いる考古学調査隊が、中国のバヤンカラ山脈を調査中に小さな象形文字のようなマークがついた花崗岩で出来た円盤のような物を発見しました。バヤンカラ山脈は現在のチベット自治区に分類され、日本の有名な漫画である”らんま1/2”でらんまが落ちて呪いをかけられてしまった泉があることで知られています。知られています!?もちろん”らんま1/2″はフィクションなので漫画に出てくる地名や泉はありません(笑)
この石で作られたディスクは、太陽や月、星々が描かれた洞窟の中から発見され、一緒に奇妙な遺骨も並んでいたそうです。ディスクはおよそ12000年前のものと見られ、なんと716枚も発掘されました。いずれも厚さ10mm、直径約23cm。中央に穴の開いた形状をした花崗岩で出来たディスクです。12000年前と言うと旧石器時代です。日本では縄文時代にあたりますね。この時代の石器は硬くて割れやすい石が使われていたので、花崗岩というとても硬い石の加工をする技術があったのかどうかは不明です。
このディスクは帯電していて、適切な機器があれば読み書きが出来る記録装置として使えるのではないかと言う説があります。これがオーパーツたる所以ですね。この説はロシアに移送したディスクを研究した結果だと言われています。
また、このディスクの発見時に一緒にあった奇妙な遺骨ですが、これがオカルトやオーパーツ好きの間でドロパ族と呼ばれる、中国とチベットの国境辺りに住んでいたとされる存在です。遺骨の特徴は、身長が120cm程度と非常に小さく、その割には大きな頭蓋骨を持っていてとてもアンバランスな格好をしています。この民族に伝わる伝承としてはるか昔、祖先は宇宙からきた存在であると。その遺骨は祖先のものであると言われています。
で、あるならば、このディスクは異星人が作り出した記録装置なんじゃないかと言う訳ですね。1994年ごろには、このディスクは見つからなくなってしまったそうです。更にはドロパ族も政府によって隠ぺいされたなんて話しもあるくらいで、このディスクを研究、調査をすることは出来なくなってしまいました。残念ですね…。
もしかすると、地球に降り立った異星人が何らかの理由で帰ることが出来なくなり、中国の奥地に住むことにした。その異星人が、自分たちの星へ何かを知らせるためなのかビデオレターなのか遺言状なのか、記録しておきたいと地球にある物質を使って作ったディスク状の記録媒体だった。なんてオカルト的な話だったりしませんかね!可能性はゼロではないはず。それか歴史は繰り返す、現代文明は何回もループしているのだ説だったとして、記録再生媒体が現在のCDやDVDなどの光学ディスクではなく石を使ったディスクを使っていた文化があったのだ!みたいなこともあるやも知れませんね!
と夢と妄想は尽きることがないので、今回はこの辺で。