テレビで心霊番組を見たことがある方は多いのではないかと思います。昭和の頃にはおどろおどろしい演出の再現ドラマがありましたし、後になって宜保愛子さんや織田無道さんたちが心霊スポットを回る番組なども作られました。こういった心霊ものがベースとなって、のちに江原啓之さんと美輪明宏さんがゲストの前世について語る『オーラの泉』が放映され、現在スピリチュアルと呼ばれるものは広く知られるようになりました。
スピリチュアルと呼ばれるようになる前、こういった世界はニューエイジなり精神世界と呼ばれていました。今でも書店などでは“心理学”“ホビー”などと同じように“精神世界”という分類で扱われていることが多いのはこの時期の名残りだろうと思います。
スピリチュアルと一口に言っても、中身はとても広い範囲を含んでいます。ニューエイジと呼ばれた時代はバシャールなどの宇宙人や高次の存在とコンタクトを取るチャネリングや、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーが創始した超越瞑想、悟りを開くための瞑想などが流行しました。その後オーラやチャクラを扱うセミナーが、さらに後には手を使ったヒーリングが流行し、引き寄せなど潜在意識を扱った分野が人気となっているほか、量子力学の研究が進んだことからゼロポイントを扱ったメソッドも登場しています。大まかに分類してみましょう。
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