ここ数年のスピリチュアル分野では、アセンションからの流れで次元や覚醒についてのトピックが増えています。宇宙の存在、いわゆる宇宙人は地球より高い次元にあるという認識が増えていますが、だとしたら彼らとのコミュニケーションを取る・チャネリングするためには「次元を超える」必要があるということになります。

　では、どうすれば私たちの住む地球…三次元ないし四次元を超えられるのでしょうか。それぞれの次元へのアプローチはおそらく異なりますので、ここでは五次元に入るためにどうすればいいかを考えてみたいと思います。

　ここで少しだけ物理的な話になるのですが、地球上の物質の中で次元を超えられるのはただ一つ、重力です。私たちを地球に結びつけている重力、言ってみれば下に向けて働く力だけが次元を超えることができます。そして次元はよくスピリチュアルで言われるように「上」という位置にあるわけではありません。超弦理論では次元はとても小さく折りたたまれたり丸まったりしていて、素粒子に貼りついているとされています。そういう意味では高い次元はより小さく、深い場所にあると言えます。

　この超弦理論を利用すれば、次元を超えられるようになります。人間は両端が地球に貼りついたひも＝素粒子としての性質を持っているため、まず輪っかのようになって地球という膜から離れることができる「重力になる」必要があります。そして現在わかっている17種類の素粒子だけではなく、重力を媒介する重力子が存在するという仮説が有力視され、似たような粒子的なものが発見されています。この重力子は質量ゼロ、寿命は無限大と考えられています。