マハリク・マハリタ、ラミパス・ラミパス・ルルルルル。そんな「魔女の呪文」はテレビやゲームに溢れています。特に最近のゲームでは、なかなか本格的な召喚呪文などが唱えられていることもけっこうある模様。中途半端に召喚なんてしたら、そのあとはどうなるのかしら?と心配してしてしまうことも。
それはともかく、一般の人は知らない不思議な言葉があって、それを正しく唱えさえすれば全てが変わる「何か」が起きる。それが、普通の人たちが呪文に対して持っているイメージではないでしょうか。
残念ですが、そのような決定的な言葉はありません。魔女の呪文というものは、その時々の状況に合わせて、即興で作り上げるものが最強だ、とされているからです。ということは、あなたも困ったときにはそんな呪文を作り出すことができるのかもしれません。ここに呪文に必要な要素を挙げておきましょう。
その1
リズムがいいこと 呪文は気がるに口ずさめるようなリズムの良さが重要です。長々しく、つっかえながら本から読み上げるのではなく、鼻歌気分でルンルンと唱えられるようなものにしましょう。
その2
願望ばかりを繰り返さないこと 〜〜が叶いますように、だけを繰り返していると、自分が嫌になってしまいます。だって、お金が欲しかったら、金!金!金!なんて唱えるんですか?はしたないですよね。それよりはポジティブで優しい言葉を選ぶようにしましょう。
その3
分かりにくい言葉も混ぜること ここが一番大切です。分かりやすいシンプルな言葉ばかりだと、あなたの潜在意識が飽きてしまって、心の底まで呪文が入っていきません。この分かりにくい呪文の最高傑作とされるのが、シェイクスピアの書いた『マクベス』の中で魔女たちが唱える「きれいは汚い・汚いはきれい」という有名な呪文です。
名作を紐解きながら、自分だけの効果抜群の呪文を作ってみる。そんな工夫をしてみるのも良さそうです。
(ヘイズ中村
魔女・魔術師&占い師・執筆家
中学生時代から研究と修行の道に入ったのに神秘性の欠片もない神秘家
HP https://www.fortunamoon.com)