昔の魔女たちは、かなり危険な成分の入っているハーブを煮だして睡眠薬がわりに使うこともありました。でもこうした生薬は、含まれている有効成分の量がはっきりわからないのが欠点。どうしても不眠に悩むようであれば、一度時間をとって、きちんとお医者様に相談してみるのがベストでしょう。
でもそこまではいかなくても、疲れすぎて眠れない、といった状態ならば、ここに紹介するいくつかの方法を試してみてください。案外、簡単に眠れるかも?
その1 酢と塩のスペル
人間は眠っているとき、最も無防備になります。だからこそ疲れが回復したりするのですが、その分、外部からの悪意や嫌なヴァイブレーションにも傷つきがちです。そんな状態から優しく守ってくれるのが、古代から消毒薬として使われてきた「酢」と「塩」です。
方法は簡単。小鉢か小皿に大匙いっぱいくらいの塩をもって、そこに少し、お酢を垂らしておきます。ペースト状になるくらいで良いでしょう。これを、あなたの寝床のできるだけ近くに置いておきます。朝起きて、なんとなく茶色っぽい色がついていたら、それはこのペーストがネガティブなエネルギーを絡め取ってくれた印です。そのまま水に流してしまって、また夜になったら同じものを作ってそばに置いておきましょう。色がつかなくなったら、あなたの眠りを邪魔する存在はしばらくやってきません。いつでも、何度でも繰り返せるスペルです。
その2 柑橘類のスペル
辛いこと、悲しいことがあって眠れない。そんな夜は、レモンやライムを半分くらいスライスして、枕元に置いて眠ると、いつの間にか眠りに落ちていることが多いはず。精油などを使うと香りがきつすぎて、かえって目が冴えてしまいがちですが、生のレモンならばそんな心配もありません。柑橘類ならばなんでも使えるのですが、オレンジのように甘いタイプだとアリや小蝿が入ってきてしまうので、ご用心!
(ヘイズ中村
魔女・魔術師&占い師・執筆家
中学生時代から研究と修行の道に入ったのに神秘性の欠片もない神秘家
HP https://www.fortunamoon.com)