しっかり眠って夢もある程度思い出せるようになると、あなたが見る夢の内容が変わってきます。それまでの単なるイメージや状況の羅列から、なんらかの意味を伝えようとするような夢を見ることが多くなってくるでしょう。
その中でもサラリーマンや学生、とくに受験生が多く見る夢の筆頭として挙げられるのが「公共交通機関に乗る・落ちる・乗り遅れる」といった乗り物に関する夢です。乗り物が表しているのが「人生のコース」なのは、わかりやすいでしょう。人によっては、そんな決まったコースに乗っているしまっていることにうんざりして憂鬱な気分になっていると、満員電車にダラダラと乗っている夢になって現れます。
また、せっかく望んでいた会社や学校に入ったのに、レベルが高すぎるように感じて、自分がついていけるか不安でたまらないとき、あなたはその乗り物から落とされてしまうような夢を見がちです。場合によっては、他の乗客に投げ落とされるような夢になってしまうこともあります。これが、同僚や同級生に対するコンプレックスや恐れを意味しているのは、とてもわかりやすいでしょう。
そして最後が電車やバスに乗り遅れておいて行かれてしまう、という夢で、割合では一番多い、ともされています。これは自分が担当しているプロジェクトや、これから迎える試験などに対して力不足でどうしようもない、といった焦りを感じるときに見る夢であるとされています。
そこまで分かったならば、この夢を利用してちょっと現状を変えてみようではありませんか。乗っている電車にうんざりしているのであれば、そのまま流されないで、好みの駅に来たときに下車しましょう。電車が止まらなくても、しょせんは夢です、えいっと飛び降りれば大丈夫。落ちたり、遅れそうになったら、もう一度飛び乗ればいいだけです。夢の中で行動を起こすだけで、不思議と現実世界も変わるのです!
(ヘイズ中村 魔女・魔術師&占い師・執筆家
中学生時代から研究と修行の道に入ったのに神秘性の欠片もない神秘家
HP https://www.fortunamoon.com)