2020年12月に始まった風の時代。200年ぶりに始まったこの時代も5年目に入りました。個人の権利や自由・平等、自分の意見に価値が置かれる新しい時代だとされます。新しいものが始まる火の時代、水の時代、物質に重きが置かれる土の時代、そして始まったばかりの風の時代。私たち人間の寿命は100年にも届かないので、私たち個人個人にとっては確かに「新しい時代」だと言えるでしょう。ですが、地球はさまざまな長さで切り分けられる周期を繰り返しています。マヤなどの南米文化では数多くの暦があり、太陰暦やシリウス暦を考えても、人々はいろいろな「周期」を利用してきたことがわかります。
その中で最もスケールの大きい周期は、地球そのものが経験しているものではないでしょうか。地球は何度もそのあり方を変えてきました。私たちにとっては地球の歴史とも言える各周期の内容を、シュタイナーが提唱した人智学の教えからご紹介したいと思います。
第一期 ポラール期 原初の地球 太陽・月・地球が一体化していた
全ての惑星とひとつに結びつき、宇宙すべてがごった煮になったような状態。人間は霊的な存在(エーテル体)で、太陽・月・地球のエネルギーと共にあった。この時、人間とは異なる道を選んで太陽で自分たちに合ったテンポでの進化を選んだ存在たちがいる。※ これがおそらくその後の私たちの「神々」となる
太陽が分離して独自の天体となったことで第一期は終焉。現在の三つの天体が二つに分離した。
第二期 ヒュペルボレイオス期 太陽との分離
地球と月が結びついた状態。太陽は「速」く、月は「重」すぎるため、陰の気、「闇」のエネルギーが強い状態にあった。二元性も極端だった。太陽は陽、月は陰で、地球は太陽を切り離したために本来そうであるべき以上の荒いエネルギーに満ちた、いわば「悪の世界」だった。
地球と月が分離したことで第二期は終焉。大元ではひとつだった天体が三つに分離した。
第三期 レムリア期、月との分離
地球と月が分離し、極端な陽、極端な陰のエネルギー状態が解消される。人間はまだ太陽の明るいエネルギーとの結びつきを覚えており、憧れを感じていた。太陽-父、月-母のような概念。重たい月のエネルギーがなくなり、人間は進化する可能性を得た。
火による破滅 初めて陸地ができる
第四期 アトランティス期
人間の肉体ができた時代。まだ霊的な意識は発達していた。現在の私たちにとって「神」とされるような存在はアトランティス期の人間にとっては仲間のようなものと認識していた。人間は起きているときは低次、寝ているときは高次の存在だった。
水による破滅
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