
時空に散らばる「あなたの欠片」と「自分」というハイヤーセルフ
スピリチュアルでは「本来の自分、本質」という言葉がよく使われます。生まれてきた時のあなたのエネルギーは、今とは少し違うでしょう。生きる中でついた傷や刷り込まれた観念、常識などが「本質」としてのあなたを変化させてきたからです。本来のあなたはもっと無邪気だったかもしれませんし、周りの目を気にせず動き回っていたかもしれません。
人の本質を表す言葉に「ハイヤーセルフ」があります。ハイヤーセルフとしての自分を取り戻せば、今世のブループリント、本来の人生の計画は達成しやすくなるでしょう。そのために必要なのが、地球で「過去」と呼ばれる時空に置いてきた「欠片」を集めることです。小難しくて怪しいヒーリングやスピリチュアル以外でも、その方法はたくさんあります。
子供の頃大好きだったおもちゃやマンガを親に捨てられて悲しい気持ちになったことはないでしょうか?もしあってオークションなどで購入できるものなら、もう一度それを手に入れてみましょう。手に入れて満足したら、いずれまた捨てることになっても大丈夫です。当時の悲しみを「自分が選択し直した」という事実で上書きすることが大切なんですね。
家族で訪れた場所を思い出して切なくなることがあるなら、時間を取って行ってみましょう。当時と変わっていないところも、すっかり変わってしまったところもあるでしょう。最初は受け入れにくくても、しばらくすればあの頃の記憶がただ優しく懐かしいものに変わっていくはずです。そうなった時、あなたは「あなたの欠片」を取り戻したことになります。
私の場合は毎年一族で旅行していた清里に何度か行き、あの頃車内で聴いていた吉川晃司の曲がかかったときに忘れていたことまで次々に出てきて大号泣。何回もその曲をリピートして涙が出てこなくなったときに、あの頃の自分と同化できたと感じました。夏休みを過ごしていた母の田舎や、家族で行っていたレストランなども、同じように欠片を拾いに通いました。遠くて切ない思い出になっていたものを「現在」で上書きするような感じです。
過去世を取り戻すのも同じ手法――実際に訪れることがおそらく最も効果的な方法です。過去世を自分で知りたいなら、幼い頃惹かれていた国や街を思い出してみてください。もしかすると逆に妙に嫌悪感があった場所かもしれません。アトランティスやレムリアやパンゲアといった「失われた大陸」かもしれませんが、これはちょっと置いておきましょう。
また自分の例になりますが、私は高校生のときファラオ名を覚えるのがイヤで日本史を選択しました。でもエジプトに行くことになってガイドブックを見ていたら、妙に心に貼りつくファラオ像があったんですね。「私この人がとても好きかもしれない」って言ってたんですが、アマルナでステラを見た瞬間に過去の記憶が出てきて号泣。ガーディアンに「きみもここにいたんだね…」なんて言われてさらに泣くなんてことがありました。その間ずっと「何千年もここで凍りついてたのか…」って思ってたのを覚えてます。ちなみにLIVEモードになっていたiphoneには、まさに太陽みたいにオレンジ色の光を纏っているアテンのレリーフが映ってました。エネルギーが映っていたのは一枚でしたが、ずっと守られていたんだなと思ってホテルの部屋でまたしても泣きました。
「あなた」という魂の一番大きな欠片は国内にあるかもしれませんし、世界のどこかにあるかもしれません。どこにあっても、それが戻ってきたら感覚的にわかるはずです。その頃と大して変わらない面も、無意識に別ルートを選んでいたこともあるでしょう。過去世はノスタルジーではなく、現在に生かすことができる材料の一部です。
宇宙にルーツを持つスターシード(ほとんどの方がそうだと思います)は、過去世と呼ばれる時空で地球ではない星にいました。人生のある時期に「ここに属していない」感覚を持っていた方は、その時空に欠片があるかもしれません。この場合科学的なアプローチはまだ難しいので、どうしてもスピリチュアルなエリアになります。誰かと一緒にいる状態でUFOを呼ぶようなコンタクトワークをしている人はわりといるんじゃないかと思うので、星空の向こうから来てくれる彼らを見て、そのエネルギーを感じれば欠片は戻ってくるはずです。
地球での輪廻が終わりかけの時期には、無数の時間軸・時空に置いてきた「欠片」を集める必要があるのかなと思っています。肉体に収まった今の「自分」が完成すれば、一段階大きくて新しい「自分」が始まるでしょう。今の自分とは、ハイヤーセルフとしての自分を完成させるパズルのピースであり、パズルを完成させる当事者なのです。

