365日 光と闇の暦 2月18日 運命の対決 トールとヨルムンガンド
ロサール前後(チベット正月)
今日の光の神:トール(北欧神話・雷神)
トール(古ノルド語: Þórr / 雷)は北欧神話の雷神で、北欧諸国で最も人気のある神です。オーディンの息子で赤い髭を持ち、ミョルニル(Mjölnir / 粉砕するもの)という魔法の槌を振るいました。投げれば必ず命中して手元に戻る槌と力が倍増する帯メギンギョルズ(Megingjörð)で、巨人族を打ち砕いていきます。トールは単純で直情的ですが、それゆえに信頼されました。複雑な策略を使うオーディンやロキと違い、トールは常に正面から戦います。ラグナロクでは世界蛇ヨルムンガンドと対決しました。
今日の闇の神:ヨルムンガンド(北欧神話・世界蛇)
ヨルムンガンド(Jörmungandr)は北欧神話の世界蛇で、ロキの子供の一体です。オーディンに海に投げ込まれ、成長して世界を取り囲むほど巨大になりました。自分の尾を噛んで世界を一周していますが、尾が離れたときラグナロクが始まります。トールとヨルムンガンドは宿敵でした。釣りをしていたトールはヨルムンガンドを釣りかけましたが、巨人ヒュミルが糸を切ってしまいました。ラグナロクで最後の対決を迎えたトールはヨルムンガンドを倒しますが、蛇の毒を浴びて九歩歩いた後に倒れます。相討ちが両者の運命だったのです。
光と闇
トールとヨルムンガンドは互いを殺すために存在しているような二人でした。トールが勝利したかのように見えて、実際にはその毒で命を落とします。北欧神話の神々は両者に死が訪れるという結末を知っていて、それでも戦いを避けませんでした。彼らは運命を知りながらそれを受け入れ、どう向き合うかを選択しました。結果は問題ではなく、「どう在るか」という姿勢が存在を定義するのです。
この日のテーマ 避けられないものとの向き合い方
いつか向き合わなければならないとわかっているなら、いくら先延ばしにしても問題は消えないでしょう。ヨルムンガンドは海の底でラグナロクの時を待っていましたが、トールもまた運命の日を待っていました。避けられない問題に対して、私たちはいつ・どのように向き合うか選ぶことができます。トールは真正面を向き、槌を手に立ったまま死にました。同じ死を迎えるにしても、逃げ回って背後から攻撃を受けるのと立ち向かって倒れるのでは意味が違います。あなたは「ヨルムンガンド」にどう向き合いますか?