アマルナ アテン

古代エジプトの意識改革─アクエンアテンとネフェルティティに学ぶ「神聖」さ

 アテンは、太陽円盤として描かれた古代エジプトの神。アテン信仰は「直接、すべての生命に光が届く」という信仰でした。仲介者を必要としない神 ─ それがどれほど革新的だったか。社会は乱れ、自分さえよければという観念がはびこる今、この時代にこそ私たちが思い出すべき叡智なのではないでしょうか。今回は数々の出典から成る「アマルナ時代の神聖な祈りの力を昇華させる」ワークをご紹介します。

宇宙と直接つながる──アテンの光を受け取る

 アテンは第18王朝のファラオであるアクエンアテンによって「宇宙そのものと直接つながる光の源」とされ、祈りの対象となりました。神殿の外に出現し、仲介者がいなくても人々に生命の鍵(アンク)を授ける存在。それは、現代スピリチュアルで言う統一意識 ─ すべての存在が神聖であり、誰もが宇宙と直接結ばれているという覚醒の思想と重なります。

 このようなアテンの教えを現代に活かすには、エネルギーの流れを意識しながら太陽とのつながりを実感することが鍵となります。

ワーク(アテンの光の瞑想)
・太陽の下で静かに立ち、目を閉じる。
・クラウンチャクラに光が差し込み、背骨を通って大地へ流れるのをイメージする
・この時、「𓂝𓈖𓎡  𓎼𓐍𓏏 𓈖 𓇳𓏏𓈖」と唱える
  ink khet n Itn アンク・ケト・エン・アテン(私はアテンの光である)

 この祈りは単なる言葉ではなく、エジプトの魔法の一つ「𓎛𓎡𓂓 (ḥkȝ、ヘカ)」の実践です。古代エジプトでは、神聖な言葉は現実を変える魔法だと信じられていました。ヘカは神名でもあり、「創造と言葉の力を司る神格化された存在」で、祭祀や呪文、ヒーリングなどの原理です。この祈りは、自分自身が光の存在だと宇宙に宣言し、現実にその波動を響かせる言葉なのです。

女神の叡智を思い出す──ネフェルティティとつながる

 ネフェルティティは王妃と枠を超えて神聖な儀式に関わり、ファラオと並ぶ存在として崇拝されました。その存在は「神聖な女性性」「調和の叡智」「美の顕現」として、今も多くの魂に響き続けています。

 ネフェルティティの波動と共鳴することで、自分の中にある女性性の叡智が目覚めます。ハートチャクラに意識を集中することで、愛・感性・創造力が活性化されます。

ワーク(ネフェルティティとつながる瞑想
・静かな空間で背筋を伸ばして座る
・両手をハートの上に重ね、目を閉じる
・「私は今、ネフェルティティの神聖な調和と繋がります」と静かに唱える
・そのまま5分ほど、内側から湧き上がってくる感覚を感じる
・「𓊵𓄤 𓄤𓄤 𓇳 𓏏𓅱𓆑」と唱えると、エネルギーをより強くアンカーできる
 ḥtp Nfr-nfrw Itn ḫem.t-iw (アテンの完全な美・調和よ、私と共にあれ)

 この言葉を響かせることで、自身の中にある神聖な女性性と調和のエネルギーが目覚め始めます。

魂の名を思い出す──ライトネームと神聖な響き

アクエンアテンの改革は、神との関係を個人の内面に見出す」ことでした。神との関係性を「外」から「内」へと転換させようという視点は現代ライトワーカーの思想と一致し、エゴに基づいたものではない「自己の神聖さ」を思い出すプロセスに直結します。

 魂の名─ライトネーム─は、宇宙から授かった内なる音や響きで、人生のテーマや魂の力を映し出します。夢や瞑想、リーディングを通じて受け取ることができます。それを思い出すことで、あなたは目覚め、意図を持って生きる力を得るのです。

ワーク(魂の名を受け取る)
・静かに座り、3回深呼吸する
・心の中で「私の魂が選んだ名を教えてください」と問いかける
・浮かんできた音や言葉を受け取り、3回声に出してみる
 例:「ネヘム・セケム」
  𓈖𓎛𓅓 𓋴𓐍𓐍𓄟 nehem-sekhem、目覚めし力

 「ネヘム・セケム」という名は、深い目覚めと魂の意志を象徴しています。

 このワークは、古代の神殿で行われていた儀式を、今ここに生きる私たち自身に取り戻すものです。歴史は過去に埋もれるだけのものではなく、「いま」に通じる光の道でもあるのです。

 このワークを実際に行うことで、あなたの中に眠る神聖さが目覚め、日常が儀式そのものになります。歩くこと、呼吸すること、語ること─ そのすべてが、宇宙と調和した神聖な行為へと変容していくでしょう。

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