易を立てる

古代中国の宇宙観で占う!コインで始める易経入門

易経とは

 中国・周で編纂された『易経(Yijing、イージンまたはイーチン)』は約3,000年前の書です。「変化の書」とも呼ばれる易経では、64の象徴体系を使って宇宙の原理と人生の指針を表しています。占いとして扱われることが多い易経ですが、儒教の経典「五経」の一つで古代中国の哲学書として読み継がれてきました。孔子が繰り返し何度も読んだために綴じ紐が三度切れたというエピソード(韋編三絶/いへんさんぜつ)も残っています。

 心理学者のカール・ユング(Carl Gustav Jung)が共時性(Synchronicity/シンクロニシティ)の概念を説明するために引用したのが易経だったため、西洋の心理学や哲学にも影響を与えています。

用意するもの
・コイン3枚 日本円の硬貨でも外国のコインでも大丈夫です。
・必要なら結果を記録する紙とペン

 伝統的には中国古銭―円形で中央に四角い穴のある「方孔円銭」が使われていました。文字が刻まれた面を「陽」、ない面を「陰」としました。現代のコインなら、絵柄のある面(表)を陽、数字の面(裏)を陰にするのが一般的です。
占いの方法
爻を出す手順
 最初に、コインの表裏に数値を割り当てます。

表(陽)= 3
裏(陰)= 2

3枚同時に投げると、合計は6・7・8・9いずれかになります。この数字で爻(こう)の種類が決まります。
合計コインの組み合わせ爻の種類線の形
6裏・裏・裏老陰(爻)―✕―
7表・裏・裏少陽(不変)━━
8表・表・裏少陰(不変)――
9表・表・表老陽(爻)━●━
卦を作る

 これを6回繰り返し、6本の爻を出します。下から順番に書いていきましょう。1回目の結果が一番下(初爻)、6回目が一番上(上爻)になります。例えば6回投げて7・8・7・9・8・6と出たら、下から順に陽・陰・陽・陽()・陰・陰()となります。

 この6つの爻の組み合わせを「卦(か)」と呼びます。下3本を「下卦(かか)」、上3本を「上卦(じょうか)」と呼び、それぞれが八卦のどれかに対応します。上卦と下卦の組み合わせで64通りの卦が生まれることになります。

八卦を特定する

 下3本と上3本がそれぞれどの八卦に当たるかを調べます。

下の爻 / 中の爻 / 上の爻八卦読み象徴
━━ / ━━ / ━━けん
―― / ━━ / ━━
━━ / ―― / ━━
―― / ―― / ━━しん
━━ / ━━ / ――そん
―― / ━━ / ――かん
━━ / ―― / ――ごん
―― / ―― / ――こん

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