不安や不眠を癒してくれるハーブは?
疲れ果てた体を引きずってやっとベッドに横たわったのに、今度は色々な心配事が頭に浮かんできてしまってなかなか寝付けない……。そんな悩みを抱く人は多いでしょう。そしてそんなとき「ああ、自然に沿ったライフスタイルならば、きっとぐっすり眠れるはずなのに……」と思うことも……。
でも、自然の中で生きる生活は、現代人が夢見るほど楽なものではありません。いつも餓死と隣り合わせの農業、ちょっとした病気や怪我でも命取りになる毎日が続きます。だからこそ魔女たちは昔から、こうした不安な日々に備えて、様々なハーブを利用してきました。その代表は、現在でも安眠用のハーブティーとして愛用されているカモマイルです。その名の由来になった古代ギリシア語での「大地のりんご」という言葉にふさわしく、マイルドなりんご風の香りがとても心地よく、穏やかな眠りへと誘ってくれるハーブです。
これだけではなく、もっと根深い不安感や正体不明の恐怖から眠れないという場合には、不運から守る力が強いとされているコリアンダーの種をベッドの周囲に撒く方法が取られてきました。簡単ですが、しっかりと守られている気分で安眠できるという強い効果があるといわれています。ただ、ペットや幼児がいる場合は、拾って食べてしまわないように木綿の袋などに小分けして置くようにしましょう。
また不眠と対になっているのが、朝すっきりとおきられないという悩みではないでしょうか。これには昔から、蓋のついたマグカップに濃い目のミントティーを作って枕元に準備して置く、という方法が推奨されてきました。目が覚めたら、すぐにそれを数口すすることで、すっきりとした気分が得られるのです。生のミントが手に入るならば、そのまま、少量の葉を噛み締めても良いでしょう。
魔女たちが長年の試行錯誤で編み出した安眠の術。上手に活用して毎日を乗り切っていきたいものです。
(ヘイズ中村 魔女・魔術師&占い師・執筆家
中学生時代から研究と修行の道に入ったのに神秘性の欠片もない神秘家
HP https://www.fortunamoon.com)