ガネーシャ

365日 光と闇の暦 1月19日 障害を取り除く神と障害 ガネーシャとヴィグナラージャ

障害を取り除く神と障害 ガネーシャとヴィグナラージャ
今日の光の神:ガネーシャ(ヒンドゥー神話・障害除去の神)

 ガネーシャ(गणेश / Ganesha)は象の頭を持つヒンドゥー教の神です。何かの始まりや学問、商業を司りますが、人々にとって特に重要なのは障害の除去を司るというところでしょう。女神パールヴァティーの息子であるガネーシャは、母を守ろうとして父シヴァの入室を阻止しました。怒ったシヴァはその首を切り落としましたが、パールヴァティーに事実を聞いて後悔し、見つけた最初の生き物である象の頭を乗せて蘇らせました。ガネーシャの大きな耳は「よく聞く」こと、小さな目は「集中」、大きな腹は「すべてを消化する」力を表しています。片方の牙が折れているのは、マハーバーラタを書くときにペンとして使ったからだとされます。すべてのヒンドゥー教の儀式はガネーシャへの祈りから始まります。

今日の闇の神:ヴィグナラージャ(ヒンドゥー神話・障害の王)

 ヴィグナラージャ(विघ्नराज / Vighnaraja)は「障害の王」を意味しますが、ガネーシャの別名の一つです。ガネーシャは障害を除去する神ですが、同時に障害を作り出す力も持っているのです。障害はときに必要不可欠なものです。間違った道を進もうとしている人や準備ができていない人がそれ以上先に進むのを止めなければならない時があります。障害を乗り越える経験こそが成長をもたらすことがあります。ガネーシャ自身の象の頭もある意味で「障害」でした。ですが、彼の見た目は彼をユニークで愛される神にしたのです。障害は常に悪いものというわけではなく、時には祝福にもなり得るのです。

光と闇

 ガネーシャとヴィグナラージャが同じ存在だという事実は、障害の除去と創造が同じコインの裏表だと示しています。すべての障害を取り除くことが良いとは限りません。筋肉は抵抗があるから鍛えられ、知恵は困難を通じて得られます。ガネーシャは「必要なら何らかの障害を正しいタイミングで除去し、その人にとって必要なら障害を残す」のです。盲目的にすべての障害を破壊するのではなく、成長のために必要な障害と有害な障害を見極めます。私たちもどの困難に抗いどの困難から学ぶかを選ぶことが大切です。

この日のテーマ 障害を味方にする

 何か困ったことがあるとき、私たちはすべての障害を取り除いてほしいと願いがちです。そんなときヴィグナラージャを思い出してください。その障害は本当に除去すべきものなのか、それともそこから学ぶべきことがあるのか。ガネーシャの象の頭は障害でしたが、のちにそれが彼のアイデンティティになりました。あなたの「欠点」「ハンディキャップ」は、もしかしたらあなたの最大の強みになるものかもしれません。そういった「障害」があなたに教えようとしていることが何なのかを考えてみませんか?

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