365日 光と闇の暦 1月30日 告知の天使と告発の天使 大天使ガブリエルとサマエル
告知の天使と告発の天使 大天使ガブリエルとサマエル
今日の光の神:大天使ガブリエル(アブラハムの宗教・神の使者)
大天使ガブリエル(Gabriel / גַּבְרִיאֵל)はユダヤ教、キリスト教、イスラム教に登場する天使です。「神の力ある者」「神の英雄」という意味の名前で、神の意志を伝える「告知」の役割を担っています。キリスト教では聖母マリアに「恐れるな、マリア。あなたは神から恵みをいただいた」(ルカ1:30)という受胎告知をした天使で、イスラム教では預言者ムハンマドにクルアーンを啓示したのがガブリエル(ジブリール)です。自らが伝える知らせが人生を変えることがわかっているので、優しく語りかけます。ガブリエルは変化の始まりを告げる天使だと言えます。
今日の闇の神:サマエル(ユダヤ神秘主義・告発の天使)
サマエル(Samael / סמאל)はユダヤ教の神秘主義(カバラ)に伝わる天使です。「神の毒」もしくは「神の盲目」という意味の名前で、サタンと同一視されることもあるという立ち位置にあります。告発の天使であるサマエルは人間の罪を神に報告します。タルムードでは誘惑、告発、破壊という三つの役割を持つとされ、神の命令に従って行動しています。人間を試すことや罪を明らかにすることは神の計画の一部です。サマエルは厳しい教師のような存在で人間の弱さを容赦なく指摘しますが、そのおかげで人間は成長する機会を手に入れます。
光と闇
ガブリエルとサマエルはどちらも天使で神に仕える存在とはいえ、その役割は正反対です。ガブリエルは選ばれた者に新しい始まりや希望、いわば可能性を告げます。サマエルは「あなたは罪を犯した。あなたは弱い。あなたは試されている」という現実を伝えます。人生には新しい可能性が開かれ希望に満ちる瞬間、自分の欠点が浮かび上がり厳しい現実に直面する瞬間のどちらも存在します。ガブリエルの面だけでは現実を見失い、サマエルだけでは希望を失います。両方のバランスによって人は成長します。
この日のテーマ あなたへの告知と告発
「あなたは特別だ」「あなたにはできる」という声を聞いたことがありますか。それはガブリエルの声かもしれません。そして「あなたは間違っている」「あなたは足りない」と言うサマエルの声を聞いたことはあるでしょうか。私たちはその両方を真摯に聞かなければなりません。ガブリエルの声だけでは傲慢になり、サマエルの声だけを聞けば絶望します。あなたの可能性は何なのか、改善すべき点はどこにあるのか考えてみましょう。理想と現実をまっすぐに見つめることで人は成長していきます。