キリスト像

365日 光と闇の暦 4月2日 死を超えて 復活のキリストとタナトス

今日の光の神:イエス・キリスト(キリスト教・救世主)

 イエス・キリスト(Ἰησοῦς Χριστός/Iēsoûs Khristós)はキリスト教の中心となった存在で、神の子にして人類の救い主とされています。十字架にかけられましたが、福音書では三日目に復活したと伝えられています。「復活」はキリスト教信仰の核心で、死の克服、永遠の生命を約束するものです。復活祭(イースター)は春分後の最初の満月の次の日曜日に行われる祝祭です。卵や兎は、生まれ変わった後の新しい生命と豊穣を象徴しています。

今日の闇の神:タナトス(ギリシャ神話・死の神)

 タナトス(Θάνατος/Thanatos)はギリシャ神話の死の神です。夜の女神ニュクス(Νύξ/Nýx)を母に持ち、眠りの神ヒュプノス(Ὕπνος/Hypnos)とは双子の兄弟です。黒い翼を持ち剣を携えたタナトスは人間の命を刈り取る役割を担っています。残酷ではなく穏やかな死をもたらす神で、ヒュプノスと一緒に死者を冥界へ運んでいきます。シーシュポス(Σίσυφος/Sísyphos)に騙されて縛られたことがあり、その間は誰も死ねなくなりました。

光と闇

 復活は死を前提としています。当然ですが、死ななければ復活することはできません。キリストの核心には、死を通過することで死そのものを打ち破るという教えがあります。タナトスは死という一つの終わりを司る神ですが、そのあとに復活があるのか、単なる終わりなのかを語ることはありません。死とは本当に恐ろしいものなのでしょうか。それとも一つの通過点なのでしょうか。

この日のテーマ 終わりの先にあるもの

 引っ越しや転職、卒業など、ひとつのサイクルが終わるたびに新しい生活が始まります。サイクルが終わったばかりの時は、次に何が起こるのか見えない空白期間があるかもしれません。その期間は新しいサイクルが形を決めていくために必要な時間だったのではないでしょうか。終わりを悲しんだり忌み嫌ったりせず生まれ変わったあなたがどう生きたいか考えたとき、次にどんな世界が広がっていくのでしょうか。

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