365日 光と闇の暦 1月31日 真実を語る者と権力の怒り 洗礼者ヨハネとヘロディア
聖ヨハネ・ボスコの日(St. John Bosco Day / カトリック)
今日の光の神:洗礼者ヨハネ(キリスト教・荒野の預言者)
洗礼者ヨハネ(John the Baptist)はイエス・キリストに先立って現れた預言者です。ラクダの毛皮を着てイナゴと野蜜を食べ、荒野での苦行を行いました。ヨルダン川では人々に洗礼を授け、来るべきメシアの道を整えた人物です。権力者や王に対しても妥協や怖れることなく真実を語りました。ヘロデ・アンティパス王が兄弟の妻ヘロディアと結婚したとき「あなたが兄弟の妻を娶るのは律法に適わない」(マルコ6:18)と批判し、この発言により命が奪われます。ヨハネは真実のために死んだ殉教者でした。
今日の闇の神:ヘロディア(聖書・復讐の后)
ヘロディア(Herodias)はヘロデ・アンティパス王の妻です。元は王の兄弟フィリポの妻でしたが、ヘロデと不倫関係になって夫を捨てました。ヘロディアは洗礼者ヨハネに批判されて彼を殺そうとしますが、ヘロデはヨハネを尊敬していたためそれはできませんでした。ヘロディアは機会を待ちます。誕生日の宴で娘サロメが踊り、喜んだヘロデが「望むものを何でも与えよう」と言うと、サロメと話したヘロディアは「洗礼者ヨハネの首を盆に載せて今すぐここに持ってこさせてください」(マルコ6:25)と答えました。ヘロデは悲しみましたが約束を破れずヨハネを処刑しました。ヘロディアは権力を使った復讐の象徴です。
光と闇
ヨハネとヘロディアは真実と権力の対立を象徴しています。ヨハネは何の権力も持たない預言者でしたが真実を胸に抱き、その真実を語る勇気がありました。ヘロディアは王妃として人を殺せるだけの権力を持っていました。彼女は真実を持たず不義を働きました。短期的に見れば権力が勝ったかもしれません。ヨハネは殺され、ヘロディアは望みを叶えました。しかし最終的には真実が勝ち、ヨハネは殉教者として崇敬され、ヘロディアは悪女として名を残しました。代償は大きくても、真実を語る価値は永遠だったのです。
この日のテーマ 真実を語る勇気とその代償
力を持つ相手に真実を語る勇気はありますか? 誰もが見て見ぬふりをしている不条理を指摘したヨハネは命を落とすことになりました。真実を語るのは簡単なことではありません-仕事を失ったり相手との関係が壊れたりするかもしれませんし、あなたの評判が傷つく可能性もあるでしょう。ヘロディアのような人々は真実を語る者を憎みます。あなたが代償を払ってでも貫きたい真実は何でしょう。それはあなたの信念であるはずです。