世界の都市伝説:ミッチェル嬢
世界の都市伝説を巡るお話、略して『せとでん』。名古屋を走る電車とは全く関係ありませんのであしからず。
皆さんは「ミッチェル嬢」と言う話を聞いたことはありますか?どうやら初出は2005年の2chのスレで投稿された話なのですが、現在では都市伝説として語られることがあります。
どんな話なのか簡単にまとめると
A君とB君は登山中に道に迷い、夕暮れ時に山小屋を見つけた。
小屋の老人は町への道を教えてくれたが、一晩泊まるよう勧める。
しかし二人は断り、山を下りることにした。
別れ際、老人は「ミッチェル嬢を見かけても、声を出したり逃げたりしてはいけない」と忠告する。町へ続く道をしばらく歩くと、突然前方に女性が現れた。
ブラウスとスカートを着た彼女の頭は握りこぶしほどの大きさしかない。おそらく彼女がミッチェル嬢なのだろう。
ニヤニヤと笑いながらこちらへ歩いてきた。「ぎゃああああああっ!」
B君は恐怖のあまり絶叫し、逃げ出してしまう。
すると、ミッチェル嬢は恐ろしい笑みを浮かべ、ものすごいスピードでB君を追いかけていった。腰を抜かしたA君は、ただ二人が暗闇に消えていくのを見ていることしかできなかった。
翌日、君は何とかふもとの町にたどり着いたが、B君の姿はどこにもなかった。
それ以来、B君を見た者はいないという…。
この話の怖さはやはり「ミッチェル嬢」の姿かたちですね。”頭の大きさが握りこぶしほど” ”ものすごいスピードで移動が出来る”と、見るからに異形の者。更に夕暮れ時の山道と不安を感じさせるような情景と相まって子供たちの間で広まっていきました。
この話の冒頭にもやっぱり”友達から聞いた”と言う枕詞がついていました。都市伝説を語る上では切っても切り離せない「友達から聞いた話」です。もし誰かに話すときは必ず「声を出したり逃げたりしてはいけない」の部分を教えてあげてください。これが「ミッチェル嬢」から逃げられる唯一の方法なのです。A君は怖さのあまり腰が抜けて声が出せなかったから偶然救われる方法を実行したんです。
都会の人たちは山道を歩く機会はあまりないかも知れませんが、いつか何かのタイミングで山道を歩く時が来ると思います。人気のない山道で人影が近づいてきたらそれは…。