アロエベラ

今こそ知りたい アロエベラの効能

 古代エジプトでも薬草として使われてきたアロエベラ。6000年前にはすでに「不死の植物」としてファラオたちの埋葬品の一つでした。人々は火傷の治療から解熱等の目的でアロエを使用しており、かのクレオパトラも、美容のためにアロエベラを全身に塗っていたといいます。古代ギリシャでも、アレキサンダー大王は遠征時には必ずアロエベラを携え、兵士たちの健康維持やケガを治すために使っていたそうです。ついにはアロエベラを確保するため、アフリカ沖のソコトラ島を占領して栽培したんだとか。

 それだけ大切にされてきたアロエベラですが、現在では切り傷や火傷に使う以外の効能はあまり注目されていないのではないでしょうか。それではあまりにももったいない!ということで、改めてアロエの効能についてまとめてみたいと思います。

バーンプラント(火傷に効く植物)

 ギザギザしたアロエベラの葉は三つの層からできていて、一番内側の層は透明なジェルです。このジェルが多くの効果を生み出す大元で、99%が水分、あとは食物繊維(グルコマンナン)、アミノ酸、脂質(ステロール)、ビタミンなど160種類以上の成分で構成されています。

 薬用によく使われるのは「ビターアロエ」で、火傷の薬にもなります。アメリカ国立衛生研究所の発表では、 1度・2度の火傷の治療に効果的だとされました。鎮静作用と保湿作用があるからです。ワセリンや抗生物質のフラミセチンと比較して、アロエベラはより効果的でコストも低く、火傷の傷を治すとき、アロエジェルでは平均12日で治るのに対し、ワセリンでは18日でした。

アンチエイジング効果

 アロエベラが火傷を治せるなら、老化した肌や日焼けした肌に効かないはずがありません。アロエジェルを摂取すると体内のコラーゲン合成が増えます。コラーゲンはしわだけでなく、加齢によるシミの改善にも効果を発揮します。ムコ多糖類と呼ばれる成分が肌の水分を維持し、肌を柔らかくするのです。死んだ皮膚細胞の除去やニキビの改善にも効果があります。

アロエベラが含む栄養素

 アロエベラが含む成分には次のようなものがあります。

ビタミン:
ビタミンA-免疫システムと生殖を助ける
ビタミンC-健康な免疫システムを保つ
ビタミンE-炎症を防ぎ、皮膚の健康を促進する
ビタミンB12-血液細胞を健康に保ち、新しいDNAの生成を助ける
アミノ酸:
体内で生成できない「必須アミノ酸」9種類のうち7種類

消化酵素
アミラーゼやリパーゼなど8種類の消化酵素

ミネラル
カルシウム、クロム、銅、セレン、マグネシウム、マンガン、カリウム、ナトリウム、亜鉛

アントラキノン
12種類のユニークなアントラキノン(腎臓病、肝臓病、がんの予防に役立つ)

 アロエベラを摂取すると空腹時の血糖値が改善され、体脂肪と体重が減少するという研究も発表されています。ただし、人によっては下剤効果が出るかもしれませんので摂取量には注意が必要です。

関連記事一覧