ロシアの古い写真

前世とはなにか 魂の数と人間の数

前世が呪いになるとき

 ヒーリングなどで前世を扱うケースはかなり多いです。ただ前世は「自分の責任ではない」要素が強いため、私の場合はできるだけ現世の傷を癒してから前世を扱うようにしています。前世がただのファンタジー要素のように思われがちなことも理由の一つです。

 人の前世を癒してきて思うのは、いわゆる幽霊を「上げる」のと前世を癒すのは基本的に同じだということでした。前世での後悔や恨みなどが今を生きる人間に影響して、その人のメンタルや行動を制限してしまうことが多いからです。例えば私は幼い頃「私が男じゃないのはおかしい」と思っていて、母親になってもかなり極端に仕事をしてきました。前世のいくつかで女だてらに政治をしていたことが影響していたのですが、その一つはエジプトにありました。現地に行ったら体の奥から記憶が湧き上がってきて、涙が止まらなくなって驚いてしまいました。私の女性性はその土地で凍りついていたんですね。

 前世はある意味では呪いですが、それを解消した時のリターンはかなり大きいエリアでもあると思います。その役割に自分自身を閉じ込めていた枷がなくなれば、それまでより大きな枠での「自由」が手に入るからです。以前知り合いが先端恐怖症をどうにかしたいというので見たことがありますが、関連する前世を癒したらその瞬間に恐怖心が消えて驚いていました。前世に由来するものは癒したら瞬間的になくなることが多々あります。

前世を統合する

 自分が教えているクラスでは、「自分の欠片を集める」ことを大切だと考えています。子供の頃にどうしても手に入れたくて今でも覚えているものがあったら探して買う、過去に家族旅行で行った忘れられない場所に行ってみるなど、心残りを減らすことは執着を手放すことに直結しています。それは前世を扱う場合も同じで、心惹かれる国や地域について調べたり、実際に行ってみたりすることで大きな欠片を手に入れることができます。

 前世は決してファンタジーにとどまるものではなく、実際に現実を変化させる可能性を持っています。意識の奥深くにある魂の記憶は無意識の選択や身体感覚、言葉では説明できない懐かしさや惹かれる気持ちとして知覚される-魂は肉体を超え、過去に経験した世界に反応します。前世という大きな欠片を手に入れれば、私たちは生きた人間としてワンネスに近づき、より大局的な意識で生きられるようになるのです。

 

関連記事一覧