聖母マリアに抱かれる幼子イエス

365日 光と闇の暦 1月6日 光と権力の対比 イエス・キリストとヘロデ王

公現祭(エピファニー) 光と権力の対比 イエス・キリストとヘロデ王

今日の光の神:イエス・キリスト(キリスト教・救世主)

 イエス・キリストはキリスト教における神の子、救世主(メシア)です。1月6日は公現祭(エピファニー)で、東方の三博士(賢者)がベツレヘムの星に導かれて幼子イエスの下を訪れ、黄金、乳香、没薬を捧げた記念の日です。この出来事は、イエスが単なるユダヤ人の王ではなく「世界」の救世主だったことを意味しています。イエスの誕生は「暗闇に輝く光」として預言されていました。「闇の中を歩んでいた民は大いなる光を見た」(イザヤ書9:2)。イエスはのちに「私は世の光である」と宣言し、罪と死という闇から人類を救済する存在となりました。

今日の闇の神:ヘロデ王(聖書・幼児虐殺の王)

 ヘロデ王はイエスが誕生した時のユダヤの王でした。東方の賢者たちが「ユダヤ人の王として生まれた方」を探していると聞き、彼は王位が脅かされることを恐れました。博士たちがイエスの誕生を祝ったあとヘロデの元に戻らずに帰国したために激怒し、ベツレヘムとその周辺地域の二歳以下の男児をすべて殺害するよう命じました(マタイによる福音書2:16)。この「幼児虐殺」は、権力者が自らの地位を守るために罪なき者を犠牲にする暴虐の象徴です。ヘロデは歴史的には優れた建築家でもありましたが、聖書では妄想的な恐怖に駆られた暴君として描かれています。

光と闇の対比

 イエスとヘロデは「真の力と偽りの力の対立」を表しています。ヘロデは命令一つで大量殺戮を行えるほどの権力者だったにもかかわらず恐怖に支配されていました。無力な赤ん坊に脅威を感じ、多くの子供たちを殺害しなければ安心できないほど歪んでいました。一方のイエスはまだ世話をしてもらわなければ生きていけない赤ん坊でしたが、その存在が一つの国を揺るがすほどの力を持っていました。支配や暴力は真の力とは言えず、存在そのものが放つ光こそが力なのです。

この日のテーマ 権力への恐怖を手放す

 あなたは何かを恐れていますか? ヘロデだけでなく、ヒトは恐怖によって周囲が見えなくなり、時には残酷になってしまいます。でも恐怖に基づいた行動は決して真の安全をもたらしません。自分が対処しない限り、恐れは消えないのです。イエスは何も奪わず、攻撃せず、その存在だけで闇を照らします。内なる「ヘロデ」—防衛的な恐怖—に気づき、それを手放しましょう。新しい状況はあなたの未来にとって素晴らしいものを運んでくるかもしれません。

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