365日 光と闇の暦 1月25日 愛の女神と冥界の支配者 フレイヤとヘル
愛の女神と冥界の支配者 フレイヤとヘル
今日の光の神:フレイヤ(北欧神話・愛と戦いの女神)
フレイヤ(Freyja / 「貴婦人」の意)は北欧神話の中でも人気の女神です。愛、美、豊穣、魔術を司る彼女は同時に戦いの女神でもあります。戦場で倒れた戦士の半分はフレイヤの宮殿フォルクヴァングに、半分はオーディンのヴァルハラへ運ばれます。フレイヤは「ブリーシンガメン」という美しい首飾りをつけて鷹の羽衣をまとい、猫が引く戦車に乗っています。彼女は失われた夫オーズを探す旅の中で涙を流し、その涙は金になるとされました。フレイヤは情熱的で自由で誰にも支配されない女性性の体現です。彼女は愛と戦い、美と力、優しさと激しさのすべてを持つ複雑な女神です。
今日の闇の神:ヘル(北欧神話・冥界の女王)
ヘル(Hel)はトリックスターの神ロキと巨人アングルボザの娘で、巨大な狼フェンリルと世界蛇ヨルムンガンドは兄弟です。ロキの子供たちが世界に災いをもたらすと知ったオーディンは、ヘルを冥界(ニヴルヘイムまたはヘルヘイム)に追放して支配者に据えました。冥界は病気や老衰で死んだ者が行く暗く冷たい場所で、ヘルは半分が生きた女性、半分が腐敗した死体という姿。万人に愛されていた光の神バルドルが死んだとき神々はヘルと交渉しましたが、彼女は厳格な条件をつけ、結局バルドルが生き返ることはありませんでした。死は必然であり、死者は戻らないのです。
光と闇
フレイヤとヘルは対照的な女性の力を表しています。フレイヤは生命力に満ち溢れ、愛、欲望、喜び、悲しみ、あらゆる感情を激しく生きます。一方のヘルは感情がないように見え、冷たく、動かず、規則に従うだけです。フレイヤはどの戦士を取るか、誰を愛するか自分自身で選びますが、ヘルは来た者をただ受け入れる存在です。逆に共通点としては、どちらも死に関連していること、男性に支配されない独立した存在だということがあります。生と死はどちらも女性原理と結びついているのです。
この日のテーマ 情熱と受容のバランス
フレイヤのように激しく愛し激しく悲しむ、すべてを感じすべてを生きるばかりでは疲れてしまいます。ヘルは何も感じ内容に冷静ですべてを受け入れますが冷たくもあります。どちらか一方ではなく、フレイヤのように情熱的に、ヘルのように避けられないものを受け入れる-バランスを取ることが大切です。あなたは今どちらに振れているでしょうか。