365日 光と闇の暦 1月27日 富の女神と不運の姉 ラクシュミとアラクシュミ
富の女神と不運の姉 ラクシュミとアラクシュミ
今日の光の神:ラクシュミ(ヒンドゥー神話・富と繁栄の女神)
ラクシュミ(लक्ष्मी / Lakshmi)はヒンドゥー教の富、繁栄、美、幸運の女神です。彼女はヴィシュヌ神の妻であり、宇宙の維持者の配偶者として物質的・精神的な豊かさをもたらします。乳海攪拌の際に蓮の花の上に現れたとされ、四本の手はダルマ(義務)、カーマ(欲望)、アルタ(富)、モークシャ(解脱)という人生の目標を表現しています。清潔で徳の高い家を好み、不義や怠惰のある場所からは去ってしまいます。ディワリ祭(光の祭典)ではラクシュミを迎えるため、家々にランプが灯されます。彼女は物質的な富だけではなく、あらゆる豊かさの象徴です。
今日の闇の神:アラクシュミ(ヒンドゥー神話・不運と貧困の女神)
アラクシュミ(अलक्ष्मी / Alakshmi)はラクシュミの姉、または影の側面とされます。彼女はジェシュタ(Jyeshtha、長女)とも呼ばれ、不運、貧困、苦悩、醜さをもたらします。アラクシュミもまた乳海攪拌で生まれましたが、誰も彼女を妻にしたがらなかったため最終的に不幸を人格化した存在と結婚したとされます。アラクシュミは不潔で混乱した場所、争いのある家、怠惰で不誠実な人々を好みます。ラクシュミが去った場所にアラクシュミが現れると言われますが、伝承によってはアラクシュミは完全な悪ではなく、必要な存在だとされています。不運を知らなければ幸運の価値もわからないからです。
光と闇
ラクシュミとアラクシュミは繁栄と貧困、幸運と不運を表しますが、その関係は単純な二元論に基づいたものではありません。両者は姉妹でしばしば一緒に移動します。ラクシュミが去るときアラクシュミが入ると言われますが、逆にアラクシュミが去った場所にはラクシュミが現れます。富と貧困、幸運と不運は固定されておらず循環するものです。ヒンドゥー教は両方を受け入れることを大切に考えています。どちらにも執着しないことが教えの一つです。
この日のテーマ 豊かさと不運の両方を受け入れる
豊かなとき、それが永遠に続くと思ってはいけません。ラクシュミという幸運は気まぐれです。人生のサイクルを認識し、今あるものに感謝することが大切なのです。その一方で、不運だと感じるときもそれが永遠に続くわけではありません。絶望せずに前向きな気持ちを持ち続けることでアラクシュミという不運は去り、ラクシュミが戻ってきます。上昇と下降、満ち欠けの両方があるからこそ、人生にバランスがもたらされているのです。