ヌウアヌ・パリ

ハワイ心霊スポット ヌウアヌ・パリ

 この戦士たちは戦いの中で追い詰められ、飢えていたと言われる。かつてのハワイでは特別なときに男性しか食べてはいけないことになっていた豚肉を持ってヌウアヌ・パリ近くを通ると、車が故障したり、飢えた戦士の亡霊に憑かれるという。このため、ここを通るときは豚肉を道端に供えるというハワイアンもいるようだ。いわゆる肝試しをした男性が豚肉を持って車を走らせていたら、案の定止まってしまったので怖くなって豚肉を道に放り投げ、なんとかエンジンがかかったという話もある。

 そのほかにも、夜になると棍棒で戦う音が聞こえたり、夜にヌウアヌ付近の細い道に入ったらぐるぐると同じ道を回っていて出られなくなってしまったり、本来いないはずの人と一緒にいたと思い込んでしまったりなど、ヌウアヌ・パリ付近では不思議な話が山のようにある。飢えた戦士たちの話を初めて聞いたときは、自分たちの王や国のために戦ってから250年近くも苦しんでいるなんて…と切ない気持ちになったので、次に行く機会があったら大量に豚肉を持って行こうと思っている。ちなみにこのヌウアヌ渓谷には、虹の女神アヌエヌエが住むとされる。虹色の衣を纏い、虹や輝く雲として人間の前に姿を見せてくれる女神が戦士たちを見守っていると思うと、少し救われるような気がする。

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