氷河ネズミ

オーパーツ大好き!氷河ネズミ

 今回はオーパーツと言うよりも解明されていない近代の謎「氷河マウス」をご紹介いたします。

 氷河ネズミって聞いたことありますか?氷河にいるネズミだと思っちゃいますがハズレです!気温が一桁とか氷点下になるような地域で生きているネズミだったら想像以上にモフモフしてそうですよね。きっとかわいいに違いないんですが、今回のこの「氷河ネズミ」は残念ながら哺乳類ではありません。

 実は動物ではなくて、氷河の上で発見されたネズミのような大きさをしている苔の塊のことなんです。氷河って厳しい環境に存在している苔なので他の生物、線虫やトビムシやクマムシのような太古の世界から生きている生物の宿主にもなっているそうです。

 住んでいる場所は、アイスランドやグリーンランド、ノルウェー領のスヴァールバル諸島にある氷河の上です。氷河の表面を転がっているかのように存在していて、まるで小さいネズミが氷の上を歩いているように見えることから「氷河ネズミ=Glacier mice」と名づけられました。

 名づけたのは”Jón Eyþórsson(ジョン・エイソーソン)”と言うアイスランドの気象学者で、1950年に群生する苔を発見し、1951年に国際氷河学会の誌面で発表しました。

 国際氷河学会って初めて聞きましたよね。色んな学会があるんですね。もう発見されてから70年以上経つことになりますが、一般的に知られるところまでにはなっていませんね。

 それもそのはず、なぜ氷河ネズミが出来るのか、育っているのか、生態が全くの謎なんです。最初は氷河の上を転がっているコケ類の塊と思われていましたが、ちょっと違うぞと。坂になっていないのに位置が変わっていたり、風が吹いていないのに動いていたりしていたのです。平均すると1日に約2.5cm移動するようでした。

 更に近年無性生殖をする生き物だと言うのもわかってきました。無性生殖と言うのは親の体の一部が独立して新個体になることや、雄雌は関係なく単独で発芽したりすして増えていくことです。遺伝子組み換えがないクローンとして子孫が増えていくって事ですね。子孫と言っていいのかは謎ですが。

 しかしコケ類はコケ類。光合成によって生きているので体中まんべんなく日の光を当てようとするので移動する=太陽に当たる部分を変える、ために移動が必要不可欠になっているそうです。しかしどうやって動くのか様々な仮説が立てられて実証実験も行われましたがわかりませんでした。わかったことは坂や太陽によって氷が溶けることで動いたりしたのではないと言うことと氷河ネズミは群れをなすように集まり、同じ方向に動いていることでした。どうして同じ方向に進むのか新たな謎も生まれてしまいました。

寿命も6年ほどらしいので世代交代もしっかり行われているんですよね。クローンなので世代交代と言えるのかどうかは難しいですが(笑)

 現代でも解き明かせない謎は多くあり、イコールオーパーツと言うわけではありませんが、まだまだ地球には不思議なことでいっぱいなんですね。解き明かされない謎もまた後のオーパーツになるかも知れませんね!

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