世界の都市伝説:足売りばあさん
世界の都市伝説を巡るお話、略して『せとでん』。名古屋を走る電車とは全く関係ありませんのであしからず。
ーーー
ある夜、男子高校生が友人の家で遅くまで遊び、終電を逃してしまいました。仕方なく歩いて帰ることにしたのですが、途中で細い路地を通ることに。
そこは街灯も少なく、人通りもなく、不気味な雰囲気が漂っています。そんな中、ふと背後から何かがついてくる気配を感じました。怖くなって振り向くと、そこにはぼろぼろの着物をまとった老婆が立っていました。老婆はにこりと笑い、静かにこう言いました。
「お前さんの足を、売ってくれないかい?」
男子高校生は冗談かと思い、軽く笑って「売れるわけないでしょ」と答えます。すると老婆の笑顔が消え、異様に長い腕を伸ばして彼の足を掴んだのです。
「だったら、いただくよ…」
次の瞬間、彼の意識は途切れました。
翌朝、彼は町外れの路地で発見されました。しかし、彼の両足は膝から下がきれいになくなっていたのです…。
ーーー
これが”足売りばあさん”や”足売りばばあ”と呼ばれる、最近子供たちの間で広がっている都市伝説です。必ずしも初出の時に流行ったとはならないところも不思議ですね。
この話にもいくつかのバリエーションがあります。学校の帰り道に遭遇する、金額交渉をされる、夢の中で出会い、目が覚めると足が消えている、など。どれも足が無くなるエンドを迎えるのが足売りばあさんの特徴ですね。
同じような話にカシマさんと言うものがあります。これも有名な都市伝説ですね。どちらも足を奪いに来るところからカシマさんの派生なんじゃないかなと。思いますが、足売りばあさんの場合は逆に足を付けられて3本足にされてしまうバリエーションもあるのが面白いところです。
また、他の都市伝説にもあるように、これにも”助かる方法”がありまして、「もう売りましたと言う」「あなたの足を譲ってくださいと言い返す」「全力で逃げる」など少しリスキーな方法ではありますが…。もちろん逃げた場合に捕まってしまうと足は持っていかれます。あなたの足を譲ってと言うと驚いて逃げることもあると言われていますが、”逃げることもある”なので逃げないこともあるんですよね…。
もしあなたがこの記事を読んで、私は学生じゃないからとか男子じゃないからと思っても、バリエーションの中には特定の条件じゃないものもあるので安心はしないでくださいね。夜道で奇妙な老婆に声をかけられたり、夢の中で出会ったしまったとしても決して足を売らないようにしてくださいね…。