スピリチュアルは量子力学で説明できるのか

 同時期に、物理学者のデイヴィッド・ボームは“宇宙そのものがホログラムである”との研究を行っています。私たちが見ているときには粒子だったものが、見ていないときには常に波動として存在しているという量子物理学の有名な実験がありますが、ボームはさらに“表面上は関係なく見える素粒子同士間に相互結合性がある”と気づきました。そして量子下レベルの場では、あらゆるものが特定の場所に存在しなくなるという仮説を立てます。ボームは“意識は活動的な形態を持つことが特徴であり、この意識状のものは電子の中に既に存在している”と言います。意識とは物質のより精妙な形であると考えたのです。

 プリブラムとボームの研究を重ねてみると、私たちの脳は時間と空間を超えて波動を解釈し、客観的と思われる現実を構築している“と考えられます。宇宙がホログラフィックなものであるなら、その一部である私たちは宇宙全体の「何か」を顕現していることになりますし、記憶がゼロポイントフィールドに貯蔵されているとすれば一度縁のできた相手とは会わなくなっても量子レベル、無意識レベルでは相互に影響しあっていることになります。

 残念ながらスピリチュアルが科学的に解明されるまでには、もしくは科学的に完膚なきまでに否定されるまでにはまだまだ時間がかかりそうですが、次に量子力学で説明できるかもしれないスピリチュアルな事柄を見ていきたいと思います。

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