自分の才能を光らせるハーブは?
ハーブ・マジックは簡単だけれども、ヒーリングなどのマイルドな効果のものばかり。もっととんがったカッコいい使い方はないの?!という方々へ。ご安心ください、現代の魔女たちはちゃんと研究しています。どんな魔術も時代に合わせて変わっていかねば、意味もありませんから。ということで、今回は、キラリと光る個性を伸ばすためのハーブをご紹介します。
そのハーブは「月桂樹」です。使い方はシンプルかつ自由。お茶を作ってもよいですし、シチューなどの料理に使ってもよいでしょう。風呂に入れて入浴しても大丈夫ですし、日頃、身近に置いておくだけでもOKです。
もともと、シネオールなどの芳香成分を多く含んでいる月桂樹は、頭をスッキリさせ、活力を出すハーブとして愛用されてきました。まだ薬用成分として決定的な結論が出ている訳ではありませんが、薬効が数千年も言い伝えられてきた、という事実には無視できないものがあるでしょう。
とはいえ、頭がスッキリする「だけ」で、自分の才能が発揮できるものでしょうか。実はこのハーブを用いるにはもう一つの意味があるのです。ギリシアの太陽神アポロンは、愛した娘ダフネーが変身した月桂樹の葉を編み連ねた冠を被りました。そこから、月桂樹はアポロンの聖木となり、古代ローマ時代には、王者の冠へと進化したのです。
月桂樹の冠は、それを戴冠した人間が「自分の人生の勝者」だということを示すとされます。のちの王冠のように、世襲や政治によって与えられるものではなく、あくまでも自分に課した目標を達成し、人類や社会に貢献したもののシンボルなのです。
現代の魔女たちは、このシンボルを応用し、自分の才能を発揮することイコール、自らの人生の勝者になること、と信じて月桂樹を使います。その効用を得るためには、自分が本当に勝利したい分野はなんなのか、熟考する必要があるでしょう。
(ヘイズ中村 魔女・魔術師&占い師・執筆家
中学生時代から研究と修行の道に入ったのに神秘性の欠片もない神秘家
HP https://www.fortunamoon.com)