世界の都市伝説:インドのチュダイル
世界の都市伝説を巡るお話、略して『せとでん』。名古屋を走る電車とは全く関係ありませんのであしからず。
インドの都市伝説では、宗教色が濃い土地柄なこともあり、宗教や霊的要素が強く絡んだものが多いのも特徴です。チュダイルとはサンスクリット語の”チュダラー=魔女”に由来する言葉で、非業の死を遂げた女性の霊がチュダイルになると言われています。
あるタクシー運転手の体験談です。
ある深夜、男性がデリー郊外のメヘローリーの森を走っていたとき、道の端に白いサリーを着た女性が立っていた。運転手は乗せようか迷ったが、女性はじっと見つめているだけで近づいてこなかった。
そのまま通り過ぎようとしたとき、突然、フロントガラスの前にその女性が現れた。慌ててブレーキを踏み、降りて確認すると誰もいなかった。
帰宅後、知人に話すと「その森にはチュダイルが出る」「足が後ろ向きだったら絶対に止まっちゃいけない」と言われた。彼は、その日から夜間運転をやめたという。
もうひとつ、高速道路で出会った体験談。
インド西部を走る高速道路で、夜中にヒッチハイクする女性を見つけた。白い服で、髪が顔にかかっていたが、美しい声で「送ってくれませんか」と頼まれた。助手席に乗せて数分後、バックミラーを見ると顔がだんだん変形していくのが見えた。
慌てて車を止めて逃げようとしたが、車から出ようとするとドアが開かない。その瞬間、女がこちらを振り向き、顔がまるで腐ったように崩れた。その後、気を失ってしまい、気づくと朝だった。助手席には誰もいなかった。
病院で診てもらったが、体に異常はなく、ただし髪の毛が数本、手のひらに残っていたという。
色々な体験談から、チュダイルに共通することは
・女性である
・白いサリーを着ている
・夜中に出会う事が多い
・足が逆向きについている
足の向きを見ると正体を見抜けると言われています。もしインドを旅行中に不思議な女性を見てしまった時は、足の向きに注意してみてくださいね。
この他にも、有名な幽霊系都市伝説としてタージマハルホテルの幽霊があります。
ムンバイにあるタージマハルホテルでは建築家の霊が目撃されています。このホテルを設計した英国人の建築家がホテルを設計したのですが、彼が海外に行っている間に設計とは違うように建てられてしまい、帰国した時にショックを受けそのホテルで自殺してしまったという話が残されています。それから彼の怨念が今でもホテル内を彷徨っているそうです。またこのホテルは2008年に起きたムンバイ同時多発テロに巻き込まれてしまいました。犠牲者が多数出た事も心霊現象の体験談が増えた原因だと考えられています。
どこの国でも幽霊に関する都市伝説があって不思議ですよね。宗教や信じるものが違っていても、死後の世界や死んだ人の魂みたいなものに対する恐怖や畏怖はどこの人々であっても共通なものなのかも知れませんね。