経験者が語る死後の世界とは
フランチェッツォが死んですぐに行ったのは「治療の家」と呼ばれる場所で、ここで霊的なことを学びながら静養する。黄昏の国、暁の国、朝の国、日の国へと霊的進歩を遂げるたびに自分の居場所は変わるが、日の国の上部にはさらに高次の領域があるそうだ。日の国では自分の家を持ったり会いたい人に会ったり、同じ世界に属していれば一緒に住むこともできるというから、心がけ次第では死後の世界を楽しく過ごすこともできるようだ。
ただし、フランチェッツォが日の国に進むまでにはかなりキツい試練もあった。無意識に人を傷つけたシーンや顔を覆いたくなるような出来事をビデオのように見せられたり、生前どうしても許せなかった相手を許す必要があったり…。フランチェッツォの言うように「善と真実の道を生きた後死んでいったのではなくとも、あるいは罪を犯して死んでいったとしても、さらにはみずからの手で命を絶って死んでいったのだとしても、それでも完全に希望がなくなったわけではない」にせよ、生きている間にできるだけ恥ずかしい真似はしない方がよさそうだ。