
古代文明 新年の儀式―エジプト・メソポタミア・日本の叡智
ステップ3:宇宙の法則(あなたのメー)を宣言する
3枚目の紙に、あなたの「宇宙の法則」を書きます。これは今年のあなたが従うべき根本原理です。多くても5つまでに絞ります。
例:
① 私は真実を語る。嘘は混沌を生む。
② 私は約束を守る。信頼は秩序の基盤である。
③ 私は健康を優先する。強い肉体なくして強い精神はない。
④ 私は学び続ける。知識は闇を照らす光である。
⑤ 私は感謝する。感謝は宇宙との調和である。
書き終えたら立ち上がって紙を掲げ、大きな声で読み上げます。バビロンの王が神殿で宣誓するように、宇宙に対して自分の秩序を宣言しているのです。
ステップ4:太陽神シャマシュ(𒀭𒌓、Šamaš)/ウトゥ(𒀭𒌓、Utu)の証人
1.3枚の紙を窓辺などの日の当たる場所に置きます。メソポタミアの太陽神シャマシュは「見るもの」、すべての行為の証人です。
2.両手を紙の上にかざし、以下を唱えます。
Šamaš nāṣir kalê(シャマシュ・ナースィル・カレー) シャマシュよ、すべての守護者よ
ina mahrī-ka aqabbi(イナ・マフリーカ・アカッビ) あなたの前で私は宣言します
ina parṣī annî(イナ・パルスィー・アンニー) この秩序をもって
šatta eššeta abanni(シャッタ エッシェタ アバンニ) 新しい年を私は創造します
tâmtu gamrat(ターマトゥ・ガムラト) 混沌は終わりました
kīnu ītebbi(キーヌ・イーテッビ) 秩序が始まります
ina šamê ina erṣeti ina libbī-ya(イナ・シャメー・イナ・エルセティ・イナ・リッビーヤ) 天において、地において、私の心において
メソポタミアの叡智を統合する
ワークの後、3枚の紙は大切に保管してください。月に一度見返して、自分の「宇宙秩序」を確認しましょう。秩序は一度作って終わりというものではなく、常に更新し続けるものです。人生の秩序も定期的に見直し、必要なら修正する柔軟性が必要です。
夜の儀式:日本の歳神信仰と家の結界
日本の正月―歳神を迎える準備
日本の正月は家と家族を大切にしていますが、その中心にあるのが歳神(としがみ)信仰です。「お歳徳さん」「正月様」とも呼ばれる歳神は正月になると各家庭を訪れ、その年の豊穣と幸福をもたらします。門松は歳神が降りるための目印、鏡餅は歳神の依り代、しめ縄は神聖な空間を作る結界です。歳神が祖霊(先祖の霊)と同一視されるのは興味深いところです。正月は先祖が戻ってくる時間、家族の絆と受け継がれる命を慈しむときなのかもしれません。
日本では「聖なる空間を作る」ことが重要だと考えられてきました。外の世界がどれほど混沌としていても、自分の家、部屋、そして心の中には静かな「聖域」が必要です。

