ポポバワ

世界の都市伝説:ポポバワ

 世界の都市伝説を巡るお話、略して『せとでん』。名古屋を走る電車とは全く関係ありませんのであしからず。

 タンザニアは東アフリカに位置する国で、首都はドドマ。世界最高峰のキリマンジャロ山や、豊かな野生動物が生息するセレンゲティ国立公園、そして美しいビーチを持つザンジバル諸島など、サバンナからビーチまで多様な自然が魅力的な国です。セレンゲティ国立公園と言えば、あのディスカバリーチャンネルの大人気番組”The Naked(全裸サバイバル)”の第一回が行われた地でも有名ですね!(?)

 そんなタンザニアで話題になった「ポポバワ」をご紹介したいと思います。

 「ポポバワ」はタンザニアのザンジバル諸島ペンバ島を中心に広がったUMAに分類される怪物・精霊のような存在です。名前の意味はスワヒリ語で”コウモリの翼”を意味します。最初の目撃談は1965年。ペンバ島の政治革命直後に現れました。その後10年おきくらいに目撃情報が続き2000年に入ってからも出てきています。”ポポ=コウモリ、バワ=つばさ”と名前が表す通り、人型でコウモリの翼をもった一つ目の怪物で描かれることが多いです。人間や動物など変身する事が出来るとも。

 夜になると民家へ侵入して人々を襲い、殺したり性的暴行を加えたりポルターガイスト現象を起こしたりすると言われて恐れられています。男女問わず寝ている隙に襲われるそうですが、男性のお尻ばかりを狙うという話も…。

 被害者が話をした時に相手が話を信じない=ポポバワを信じてないと、その人のもとに現れると言われています。”信じないと襲われる”と言われたことで拡散された性質を持つ都市伝説ですね。

 そのせいもあり、ポポバワは社会現象になったことがあります。1995年と2007年にポポバワに襲撃されたとの報告が相次ぎました。その時は政治不安により不安定だった時期と重なります。ポポバワが現れたとの噂が広まり、島全体がパニック状態に陥りました。住民たちは夜になると外で焚火を囲み、集団で寝るようになり、一人で夜を過ごすことを避けるようになりました。

 ポポバワは現代のアフリカにおける民話の代表例とされて、論文やドキュメンタリー番組の題材としても扱われました。現地では今でも”夜に妙な影を見た””誰かが通った気がした”と言う体験がポポバワの仕業だと語られることがあり、完全に噂が消えたわけではありません。

 精霊や悪魔だとも言われるポポバワ。知らなければ、この記事を読まなければ、出てくることはなかったのかも知れません。”信じないと襲われる”。あなたは今信じていますか?

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