現代スピリチュアルの基礎を作った? ドランヴァロ・メルキゼデク

 第2巻は「スピリットと神聖幾何学」という章で始まり、Φや平方根、比率などを使った数学的な説明(図解入り)が続きます。そしてエジプトの神秘学派(ミステリースクール)、古代の叡智、ライトボディとマカバについて説明があり、最終的にマカバ瞑想の方法が提供されます。これは二元性を超越し、次元をシフトさせるために効果的な瞑想として今でも続けている方も多い瞑想法です。

 ちなみに第1巻・第2巻とも、巻末に記載されているウェブサイトはもうドランヴァロではない方のものになっています。そのうちのひとつ、フラワーオブライフホームページとなっているアドレスは日本でも長い間教えているリサ・ロイヤルさんのサイトに転送されました。

 ドランヴァロは、科学的なものとスピリチュアルなもののバランスを取ることがベストだと言います。ハートを使わない限り真実を知ることはできず、男性性・女性性の各要素が揃って初めて完全になるという理由です。そして、男性的な側面を持つマカバ瞑想を伝えるのにはためらいがあると書きました。

 彼はのちに「Awakening The Illuminated Heart(光り輝くハートの目覚め)」というワークショップを始めています。ハートと脳が繋がって自然にマカバが形成されるのが元々のエジプトのミステリースクールの方法で、この女性性を使った方法論であればエゴを抑えることができます。『フラワー・オブ・ライフ』のワークショップを始めた当時は男尊女卑の時代で女性性の方法論がとれなかったため、アセンデッドマスターたちが先にマカバ瞑想を教えるよう促したのだと言います。

 マカバ瞑想を先に知らせる男性性の方法論を取ったことで、プロセスの中でエゴは逆に強力になってしまったとドランヴァロは言いました。マカバ瞑想を習った人々がマカバを好き勝手に変え、回転速度や立方体の形すら変えて使ったり、ワークショップを行ったりしています。これらの変更は非常に危険だとアセンデッドマスターたちも知っていたそうですが…。少なくとも星型正四面体ではない形を使っていたら、ドランヴァロが伝えていたマカバ瞑想ではないということになりますね。

 教わった内容をまだ学んでいる段階で変えるというのは、おそらく謙虚さの問題ですよね。教える人間が体験した世界に届く前に自己流にしてしまうのは、その先生が見た世界を体験できなくなる可能性を高めちゃってもったいないな、と思います。

 『フラワー・オブ・ライフ』は古代エジプトの神秘学校について詳細に記されていますが、対となる南米マヤの予言について書いた『マヤン・ウロボロス』という著書もあります。女性性を使った方法論については『ハートの聖なる空間へ』という本に書かれているんですが、「今自分も回りまわって同じことをやってる…」と気づいてちょっとびっくりしました。ドランヴァロ・メルキゼデクが伝えてきたことは、誰にとっても真実の割合が高い… スピリチュアルな意味で普遍性が高いのではないでしょうか。螺旋を上がった先に必ず登場する概念、それはもしかしたらドランヴァロが基礎を作ったのかもしれません。

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