自殺すると成仏できない説は果たして本当か?

 お通夜当日にはお饅頭を三つ食べた祖父を当時四歳だった従妹が目撃したりも。そうか、幽霊になっても好物は食べるんだな!と思いました。この祖父の幽霊、四十九日までは毎日祖母の布団で眠っていたそうです。私たちが思っていたほど死って遠くのことでも怖いことでもないんだなと思いました。「俺そろそろ生まれ変わるから今までみたいには会えなくなるかもしれない」と言われたあたりからお墓でも家でも祖父を感じられなくなったので、きっとどこかに生まれ変わったんでしょうね。

霊能力者たちの認識

 これは祖父だけの話ではなく、知り合いの霊能力者たちに聞いても亡くなった方のほとんどがきちんと成仏しています。数少ない「まだ上がっていなかった」のは相当人生に心残りや怒りがあったケースですが、大多数の方は「亡くなった」と認識すると同時にそれまでの自分の人生を客観的に受け入れるので、そこで成仏する条件みたいなものは満たしてしまうんだと思います。

 心から仏教に帰依しているなどで「地獄はある」と信じている方にとってはもしかしたら成仏できないケースがあるのかもしれません。でも、現代日本の宗教観の中で上がれないということはあまりないのではと思っています。霊的な世界は自分が信じたものが現実になる、想念の世界だからです。

最後に

 だから、身近な方をそういった形で亡くした方はあまり心配しすぎないでいいと思います。シャーマンの世界でも亡くなった方のいる場所は、1枚のレイヤーを隔てただけの場所だとされています。

 ただ、だからと言ってその道を選ぶというのを推奨はできません。祖父はひとつの道に賭けていた人でした。「これができなくなったからもう人生を終えていい、いい人生だった」と日記を残していました。だから家族たちも納得できたんだと思っています。私はそこまで賭けるものはありませんが、最期の瞬間は左手を高々と掲げて「わが生涯に一片の悔いなし」(by.ラオウ)が目標です。そして、いつかあちらの世界で祖父に再会したら、どれだけ悲しくて寂しかったか大いに文句を言うつもりです。

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